【キアリー】再び秀麗富獄十二景へ。高川山と九鬼山(2018年1月21日)
絶賛繁忙期中で体力低下中
この週末、多くの山域で天気予報がイイ感じである。が、繁忙期に突入してしまい、山に行けるのは日曜日のみ。日曜日をノンビリ過ごし次の一週間に備える選択は賢明である。しかし、仕事の毒で汚染されたまま翌週に突入してしまえばジリ貧である。体と精神の浄化のため、疲労困憊の体に鞭打って登山に向かった。
本当は日帰りの雪山(北横岳、赤城山、網笠山あたり)が良かったが、流石に寝不足と注意力散漫で危険すぎるため、もっと安全度の高い登山にせねばと考え、思い出したように秀麗富獄十二景の続きを選んでみた。高川山。標高も低く行動時間も長くないが、富士山もよく見えなかなか人気があるようだ。
秀麗!(高川山山頂にて)
初狩駅からあっという間に登頂できる高川山
JR初狩駅は、東京から向かうと大月の1つ向こう側。
流石に始発電車に間に合わせるために超早起きはできず、初狩には8時半到着。駅から20分ほど舗装道路を歩き、登山道が始まる。
コースは男坂、女坂、沢コースの3つがあるようだ。沢コースは途中で女坂に合流する。虚弱な本日の自分は、沢コース選択。沢コースと女坂コースは、所々汗ばむような登りもあるが、基本的にはマッタリと登ることができる平和な登山道である。
お年寄りのグループに、「若い人は男坂よ!」とイジられながら登る。いいのである。今日は浄化のためにやってきたのだ。
到着!時計をみたら9時半。。。。1時間で着てしまった。
大月駅一帯の山は、駅からそのまま登山開始できる手軽さが大々的に取り上げられているが、本社ヶ丸、扇山、百蔵山、そして甲州高尾山と、登山口までの徒歩が結構時間はかかるし、コースタイムもそこそこかかった。が、何だこれは!1時間って。。。
でも、眺望は最高によろしい。ホットコーヒーをすすりながら、しばしヒーリングタイム。
さぁ下山だ。山頂から下山しようとすると複数のルートがあるが、何気なく最初に選択したルートは、いきなり大きな岩場&ロープ(一部鎖)という、平和な山とは思えないHard-Mode(名前忘れてしまったが、一番南側を下るルート)。かなり高低差のある岩斜面の登りor下りなので、この手のルートが好きな人以外は避けた方が賢明自分は、流石に今日はそこまで頑張りたくないので、さっさと安全な方に戻った。
メジャーなルートは、「むすび山」に向かって縦走して行くルートで、そのまま大月駅に出られる。これは便利である。しかし、これでは正午には到着してしまうため、少々寄り道をしようと思い、田野倉駅の方へ降りて行った。
田野倉駅到着。山頂からノンビリ歩いたので2時間弱というところか。途中から一般道を歩いて、リニアの線路やら高速道路をくぐったりして進む。ランチを食べるタイミングを逸したので、駅のベンチで簡単に済ませた。
九鬼山に寄ってしまうの巻
ランチを食べ終わってもまだ正午前。「山と高原地図」をボーッと眺めていると、田野倉駅から往復3時間くらいで、別の十二景の山「九鬼山」に行けることを発見してしまう。
「いや、今日は毒抜きなので帰ろう。」「もう1座登ったら楽しいぞ。」
天使と悪魔の戦いである。
結局、登山口に来てしまった。九鬼山も色々ルートがあるようだが、一直線に山頂を目指してサッさと降りてきたいので「池の山コース」で登山開始。目の前にある沢を渡って、そこから登り始める。
地図では登りは70分ほどとなっていた。実際のタイムもそんなところだったが、とにかくもの凄い急登である。序盤から何か嫌な予感がしたが、中盤以降は急登オンリー。本社ヶ丸を思い出し、徳ちゃん新道(甲武信ヶ岳)や権現岳の天女山側からの登りを思い出すほど、結構エグく感じた。単純に疲労困憊だったせいだろうか。ただ、30分程度で終わるという点では救いはあった。
とりあえず九鬼山到着。富士山は雲を被ってしまい見えず。秩父側の展望で我慢。70分ほど無心に登ったので、疲労もあったが、浄化には最適。970Mの山だが、妙な達成感があった。
河口湖方面の展望(これは山頂ではないが)。そう言えば、山頂手前あたりに「天狗岩」という寄り道スポットがあり、そこからもこっち方面が見渡せた。何はともあれ、15時に田野倉駅に戻ってきた。ほぼ1,000Mの山を2つ登ったが、同じコースタイムで1つの山を登るより内容が濃くなるような気もするが、やはり結構大変である。
やってきた電車は、トーマス列車!平和な気持ちで家路につけた。
本日の遊び(道具)
低山で、しかも積雪もないため、久しぶりに雪山装備なしの軽快登山であった。ナノエアで臨んだが、低山だと暑すぎて、途中からはマムートのソフトシェルにチェンジした。
前回の硫黄岳登山で、インナー手袋について考えさせられたので、モンベルで1組購入してみた。フリース地の手袋である。薄いので、インナーにも使えそうだし、そのままでもいけそう。
低山でも上の方は手が冷たくなるので装着。通常のポリエステルやニット系の手袋より、明らかに暖かい。手を入れた瞬間暖かい。フリース地なのですぐ乾く。ただ、鎖やロープは危なそうだ。
ついでに靴紐も交換。ちょっと派手すぎたか。
おしまい。
逆光(高川山山頂にて)
秀麗富獄十二景の他の記事は以下であります。