【リセット】北横岳からの復帰戦(2019年2月22日)
もはや挑戦している場合ではない
ようやく年明けから続いた繁忙期がひと段落した。「さあ山に行こう」と思ったが、昨年の夏以降はセーブモード登山が連続し、しかも今回の繁忙期で体力が落ちている中、悲しいことだが、ガッツリ登山は今回は回避。思い切り初心に戻り、北横岳に向かうことにした。天狗岳とか谷川岳にといった候補も思い浮かんだが、一度体をリセットされたような状態なので、まずは足慣らし。
久しぶりに下りた茅野駅。
まず驚いたのは「暖かい」。東京よりは気温は低いのだろうが、この時期にしては異様に寒さが緩い。写真にチラっと映る山肌を見てもわかる通り、雪も異様に少ないようだ。暖冬のようだ。
北横岳の山頂駅と背後の南と中央アルプス。
何と、これが今シーズン初アイゼン。北横岳の方はチェーンだけでも良い状態だったが、登山客もほとんどいなかったのと、足慣らしのため、重い装備にしてみた。そうこの日は「猫の日」であり、世間は平日。
登山道に雪はあるが、樹木は全く雪がない。樹氷くらい期待したが、残念。これなら丹沢で足慣らししておけば良かったかと思いつつ、今回はこのくらいで良いかな。久々のザクザクっとしたアイゼンの感触が気持ちいいし、登山客もまばらで、自分の足音しかしない静かな時間が堪らなく良い。
坪庭から1時間もせずに山頂。ロープウェイを駆使したチート登山だが、標高2,400Mは流石に寒い。1年ぶりにハードシェル装着。おお、この感覚この感覚とはしゃぐ。
何はともあれ展望は抜群。今年は時間作って、この見えている「壁」たちにできるだけ多く登ろう。いつも何かを忘れて頭の中を真っ新にするために登っていたけど、今年はもっと前向きに登りたい。
北横岳だけだと1.5時間もかからず終わってしまうので、横の縞枯山にも向かう。坪庭に一度戻り、ぐるっと庭を回って北横岳の登山口の正反対へ。ここも雪が少なく草が見えてしまっている。まぁいいか。
忘れていたこの急登。雪上散歩みたいなコースの中で、突然ここだけストイックな30分。足慣らしには良い長さでもあるが、そんな上から目線の余裕もなく、ここは正直シンドく感じてしまった。。。
今回は、Milletの鎖帷子→IcebreakerのOasis(中厚手ウール/上の記事で紹介)→R2というレイヤリングだったが、正直ウールは使い勝手に未だに苦心している。暑がりの自分には保温しすぎて、この様な上り坂になると汗が半端ないことになってしまう。一方、R2をザックにしまって、ウールの上に直接アウターを羽織ると、今度は冷蔵庫のような冷たさでヤバし。フリースやアウターと違いベースレイヤーは行動中に着脱が難しいので、もう一段薄いやつにした方が良いのだろうか。
と思いつつ、縞枯山の展望台に到着。なお、この下はフリース(R2)を着ていないので、超絶冷たい。フリースを着戻して、持ってきたコーヒーとカチカチのブラックサンダーでおやつタイムを経て下山へ。
相変わらず人がいない。
最後に見た南アルプスが、これまた凛々しいこと。これでリハビリが完了したことにして、近々またどこかに行こう。
おしまい。