【花粉と吹雪】1ヶ月ぶりの登山は三つ峠へ(2019年3月17日)
富士山が見えない三つ峠
2月中旬に年明けから続いた繁忙期が完了したはずだったが、その後も第2波、第3波、第4波。。。いつかどこかの山で遭遇した急登のように、無限∞である。しかし、ようやく解放されたある日曜日。よくわからない経緯で三つ峠行きが決まる。雪がない、日帰り、楽すぎないという友人のリクエストをフィルターにかけると、候補などほとんど残らない。
JR大月駅付近の秀麗富獄十二景の山と違い、三つ峠は河口湖側にさらに乗り継ぐので、始発の特急でも駅到着は9時。驚くことに、ここで下車した登山客は自分達だけ。こちら側から登るのは少数派なのか。
駅から歩いて登山口に行けるのはGOOD。
登山口に向かう道は途中から水辺もあったりして、退屈ではないけど、それほど心踊るものでもない。それよりも。。。。花粉。途中杉の木にもたくさん遭遇。自分は重度の花粉症とまでは行かないが、敢えて花粉シャワーの源泉に向かうこの勇気。
途中遭遇した「遊園」跡地。遊園という言葉自体、最近の生活で聞くことは少ない死語。昔、釣り場とBBQ場があったらしい。
だるま岩。ここからようやく登山道開始。前回は夏場だったので、ここに辿り着くまでに汗ダクダク、体力もかなり消耗していたが、今回は花粉を浴びてテンション最悪。ただ、人が全くいないのは非常にいい。
ジグザグジグザグジグザグ。。。
結構ここの登りキツい。月1登山で完全に体重オーバー。久しぶりに絞り出すように登る感覚は、キツさよりも毒抜きされているような気がして快感である。変態だ。
急登ゾーンを片付け、標高1,000M超えたあたりから雪登場。日が当たらない斜面は結構残っていて、溶けかけて凍ったりもしているので、チェーン持ってきて正解。序盤の花粉舞う小春日和が嘘のように寒い。
山頂までの最後の斜面というか登り。完全に山頂付近は雪山で驚いた。
山頂だ!富士山だ!
となるはずだが、全く何も見えないではないか。結構天候の巡り合わせに恵まれた登山が多いので、これだけ何も見えないのはある意味感動的。この後、雪が舞い始めたかと思ったら、風も吹いてきて吹雪状態に。こりゃいかんということで、さっさと下山。
何も見えないし、雪もいっぱいで登山としては微妙な感じもするけど、なんというか、やっと気兼ねなく登山ができるようになったのが妙に嬉しい。
下山直前の一枚。結構積もっております。
肝心の富士山は、登り(1枚目)、下り(2枚目)とも、山頂付近に雲がまとわりついて、本日は一度も拝めず。ああ残念。
今回の登山で印象的だったのが氷柱。溶けかかっていたのだが、まだ立派な状態で残っていた。なかなかのものです。富士山が不発だったので、唯一足を止めてカメラを構えたのは、この氷柱エリアだった。
頭上の遥か上にも氷柱が見える。
落下してきたら、こんな感じでズブッといくのね。
そういえば、最近、Apple Watchを登山でも使ってしまっている。登山用の腕時計もあるが、今回みたいにちょっと登る程度だと、林檎時計でも全く問題ない気もして、なんとなく投入している。Celluarタイプではないので、iPhoneの電波頼みだが、意外にも悪くは無い使い勝手。
そんなわけで、9時に駅を出発して、3時に帰還。花粉シャワーと吹雪、小春日和と氷点下を一度に味わうという、変化に富んだ登山となり、富士山が見られない点はマイナスだったが、概ね満足度の高い時間を過ごせた。
おしまい。