K10's Memorandum

いきなり登山が好きになりました

【探し物】暑がりなりに、レイヤリングを考えて、極薄ウェアを買う(Marmot)

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〜条件を備えた薄型は意外に少ない〜

 

最近、隙間時間が出来ると、登山用品ショップに偵察に行っている。消耗品の補給という目的もあったが、春向けのウェアが各メーカーから出ているので、どんなものが出ているのか?、を探るべくの偵察である。

ソフトシェルなんかは、どのブランドも驚くほど軽くて、やわらかくて、着心地の良さそうなものが揃えっていて、思わず欲しくなってしまう。きっと、偵察を続けているうちに、買ってしまうのだろう。

しかし、ここのところ探しているものは、ソフトシェルではない。レインウェアでもない。

 

レイヤリングをする意味

登山ウェアを最初に揃えたとき、この「レイヤリング」 というものが、とても新鮮であった。仕事でスーツを着る時は別にして、プライベートで、3枚とか4枚とか重ね着をする習慣がなかったからである。

驚くほど暑がりだから

真冬でも、薄いカットソー1枚で過ごし、外に出るときだけコートとマフラーで風を凌ぐ。セーターなど着たら、室内や電車の中で暑さに耐えられず、蒸発して消えてなくなってしまうだろう。このため、以下書いていることは、寒がりな方は「???」かもしれない。

 

そして、登山の服装。本題に入る前に、通常装備は...

【基本】「スキンメッシュ」+「長袖ベースレイヤー」の組み合わせ。(夏も同じ)

夏の薄手のポリエステルが、冬は薄手のメリノウールになるだけ。間違っても中厚手以上のベースは着ない。暑い。ベースレイヤーなので、暑くても脱げない

ペラペラに薄いほどよい。

【条件】ジップアップタイプであること。

このタイプは、急登で体温が上昇したら、ガバッと胸元が開放できる。ジップがないと、暑さがこもる

ジップで胸元ガバッと開くことが必須。

 

とはいえ、流石に雪山では、中間着にフリースを着たり着なかったりで調整して、稜線に出れば防風シェルで保温はする。とりあえず、ありきたりだが、薄いこと、暑さを逃がせることが必要である。くどいが、冬の高山帯の場合は、きちんと必要な防風、保温はする。(上記は樹林帯と思ってもらえば。)

 

探し物を求めて偵察を続ける

そして、探し物は何かというと、(夏用)

レインウェアやソフトシェルがあれば、夏に向けては問題はないのだが、個人的に、「ちょっと羽織る」程度のものが欲しかった。

 

もう時期は4月。

登山口に着くまでは「春」。

ソフトシェルだと暑い。防風や防水のアウターは音がうるさい。

このため、探し物の条件は、

「薄い」「通気性のいい」「化繊(ポリエステル)」

 

ただ、上記に加えて外せない条件は、「羽織るもの」なので、

フルジップアップ

 

暑がりの自分が、すぐに脱ぎ捨てられて、ちょっと休憩したらさっと羽織れるやつ。着脱が簡単でないと意味がない。さらに、移動中や建物内で着ていられる程度の「着やすさ」もほしい。

 

しかしである、これがなかなか見つからない。

  • ソフトシェルは各メーカー無数に揃えている。しかし、暑い。
  • 薄いポリエステルは、ハーフジップ(胸元だけ開く)タイプのウェアであれば、無数に売り出している。しかし、これだと、単にベースレイヤーの重ね着。
  • 薄い防風ソフトシェルは、良さげなアイテムが、これまた多数。しかし、シャカシャカして落ち着かないし、あくまでアウター。室内で着るのは抵抗ある。

意外にも、薄いフルジップアップで化繊タイプのものは、候補が少ないようだ

登山用品をよく見てみると、Lady'sコーナーには、ちょうど良さそうな「羽織もの」がたくさんある。

なぜMen'sにはないんだ!!!

まさか、女性用を着るわけにもいかない。仕方ないので、薄手のソフトシェルにしてしまうか、それとも、スポーツ用品店でランニング用で売っているものを転用しようか、と考えていたところ、冒頭の写真のウェアを発見。

 

条件を全て満たした部屋着のようなウェア

Marmotというメーカーの、Sunscreen Light Hoodyという商品である。

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フルジップアップタイプである。

オール化繊(ポリエステル)。

 

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ぺっらぺら

薄い。

 

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ポケットがでかい。

保温用のためだろうか?ほんと、やたらデカい。

 

冬場に着ることはないので、タイトな日本サイズでMにした。ベースレイヤーの上から羽織るケース以外にも、真夏はTシャツの上から羽織ることも想定されるため、あまりユルユルだと具合がよろしくない。

Mサイズでも過度にぴったりというわけでもない。

実は、他のメーカーでも、薄手のフルジップアップは何点かはあった。ただ、どれも、サーマルウェアのような触り心地で好きになれず(試着しただけで暑く感じた)。山小屋、前泊の宿、あるいは下山後の電車内で着ることも想定して、サラサラ柔らかい手触りを優先した。着心地がいいので、部屋着にしてしまいそうなのが怖い。

「薄い」「ポリエステル」「フルジップアップ」で、「着心地良い」ということで、購入するに至ったわけである。

 

最強の部屋着(おまけ)

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おなじみの、パタゴニアのフリースR2

先日の権現岳は、ベースレイヤーとこいつだけで行動した。

フワフワしてるのに、通気性がよいので蒸れない。登山中、稜線で着ると、通気性が良すぎてちょっと寒い。でも、上に、薄手の防風シェルを装着すると、空気を沢山保持するので暖かい。中間着としては、少し厚手すぎるきらいもあるものの、温度調整がしやすく重宝する。あまりにも有名なアイテムなので、詳しい機能や登山での使い心地は、その手のサイトを見ていただければ、山ほど情報が手に入るはず。

個人的には、登山での使い勝手より、その着心地の良さが気に入ってしまった。

冬の部屋着として最高。

通気性がいいので、「暑くない」+「寒くない」が両立する不思議なウェアである。洗濯しても全然ヘタらない。値段はそこそこするが、もう普通のフリースには戻れない。

 

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