【御礼2】K10's Memorandumアクセス50,000達成&1周年
ブログを開設して1年が経過しました。
繁忙期で年明けから登山やブログアップが思うようにできずにいましたが、
その間もアクセスが伸び、50,000アクセスを無事突破(祝)
ブログを開始した時は、1年で10,000アクセス行けば御の字だと思っていたので、この数字は良い意味で意外です。毎回記事を読んでくれている方々、また、登山道具レビューに引き込まれてアクセスした方、皆様に感謝であります。
投稿した記事はこれを含めて89。こちらは意外に少なかった。どうしても記事に写真を入れたいので、その準備に時間を使ってしまうと、書く回数も減ってしまうという背景です。文字だけで勝負したいけど、なかなかそれもブログ的には厳しいわけで。
4月から登山回数も増えてくるので、登山や道具の記事もどんどんアップして行きたいと思います。
【大変革】意外に雪が残る南八ヶ岳・編笠山登山へ(2018年3月24日)
雪があってラッキーか、それともアンラッキーか
またしても仕事の関係で登山に行けない週が続き、気づけば3月下旬になってしまった。今週ようやく登山に行けそうなので、一緒に行ってくれる愉快な仲間達に連絡したところ、「顔面蒼白の友人」と予定があった。自分には特に行きたい山系がないので、いくつか天気の良さそうな山を提案してみたところ、返って来た答えは実に意外なものだった。南八ヶ岳の編笠山。南八ヶ岳の中では標高が低め(2,523.9M)で、雪山での主峰クラスに比べれば危険度は下がるが、なかなかな歯応えである。彼も完全に八ヶ岳の魅力に取り付かれてしまったらしい。
山頂から観る主峰たちは、素晴らしく凛々しい
続きを読む【隊列】久々の雪山登山で谷川岳へ(2018年3月3日)
2ヶ月ぶりの雪山登山である
スケジュールと天候の兼ね合いで、年明けの八ヶ岳から意図せず雪山から遠ざかってしまった。カレンダーはもう3月に突入で春近し。慌てて週末に雪山登山の計画をたてた。しかし、なんだか遠くに行って2日間を使うのは気が引けて、近場で選ぼうと思い谷川岳とした。2016年に雪がある状態で登っている(無雪期は昨年9月)が、今回は3月、前回は積もり始めた12月だったので少し状況が違うでしょう、と期待しつつ。
やっぱり抜群のアクセスの良さは嬉しいの一言
谷川岳は自分の中では好きな山のかなり上位である。積雪期に西黒尾根から登るのであれば話は違うかもしれないが、自分など手っ取り早く絶景が観れるのであれば無理せずロープウェイで上まで行ってしまうので、なんせコンパクトで良い。また、ロープウェイまでのアクセスも、新幹線1時間、バス40分で悪くはない。天神平スキー場から目的地は標高差600Mなのでシビアさはないけれど、超楽チンでもなく適度な負荷。そして、下山すると温泉街。。。色々な意味でバランスの良い目的地だと思っている。
さて、天神平スキー場である。ボードを担ぐ若者が多いが、登山客も結構いた。
どうやら本日、スノーボードの何かのイベント(競技会)が開催されていたようだ。スキー場全体に、とんでもなく軽いノリのMCが響き渡る。登山開始で妙に調子を狂わされたが、まぁ仕方ない。でも、スノーボードをやる人たちって、年齢層も若いし、ファッションも色々あって明るい感じがして良い。
スキー場横から登山開始
スキー場の横からスタートだが、早速急斜面なのでアイゼンとポールを装備。無風なのでフリースのままで、手袋なし。冬山とは思えない気候だ。この最初の急斜面は、体も温まっていないので、結構息が切れる。そして、汗を大量にかいてしまう。。。
一気に登り切ると、もうここからは稜線開始という美味しいコース設計。さっそくパノラマ展望をおがみ、ここに来て良かったと実感する。
真横にある天神峠側を観ると、謎の行列。滑降待ちのボード集団のようだ。絵的には、この大人数が一気に滑降開始したら壮観だろうと思ったが、危ない。
そう言うわけで、気を取り直して本日の目的地の2つのピーク。写真中央くらいから↗︎↖︎↗︎といった順番で尾根がはっきり見えて、そこにポツポツ人が登っているも確認できる。肉眼で観てみると、結構すごいところ登っていると感じる。
少し進んだところで1枚。見ての通り、凄い人である。天気が良いこともあって、登山客の数がとても多かった。雪山なので、ポツンと1人だと心細いが、あまり多いと、それはそれで変な感じもする。
前後に人がいるので、なかなか落ち着いて写真が撮れない。風紋の写真を少し暗く現像してみた。この辺の雪は、固く凍った感じになっている。
天神尾根のコースは、夏場は危険箇所はゼロだが、積雪期で危険箇所で挙げられるトラバース。今回は、岩をグルッと巻くような道になっていたので、あまり怖さはなかった。2016年にきたときは、ここの積雪が中途半端で、右上の岩からちょっとしたクライミングのような格好を強いられ正直怖かった。
遠くから観るとこんな感じ。左下も右下も落ちたらちょっとヤバし。注意して歩けばなんてことはないが、特に下り側はご注意を。
熊穴沢避難小屋。とはいっても、小屋は雪の遥か下に埋まって、こいつだけが地上に飛び出している。無風で妙に暑いため、ここで水分補給。
核心部の稜線へ
避難小屋のところで水分補給をしていたら飛行機雲。見える尾根の角度と平行だ。
ここからは一心不乱にこの道を進むのみ。天気が良く人も多かったということで、他のSNSでもこの手の写真がいっぱいアップロードされていた。いやーしかし、人影が途切れることなく続いているので、登山道がこの先どうなっているかがよくわかること。
この最後のハイクアップは、なかなかの負荷であるが、眺望がとても良いので、ふと歩みを止めたとき、疲れを忘れさせてくれる。だからこういう解放感のあるコースは良い。
登山道の右側は斜面だけで、あまり展望は臨めないが、なぜか1ヶ所だけ樹が。またしても、暗めに現像してみた。
樹を撮影していて上を観ると、右奥の稜線から登る集団が。西黒尾根からだろうか?気合いが入っております。
最後のハイクップ。この先が「肩の小屋」。
頂上付近からの景色を楽しんで下山開始
ここが山頂ではないが、妙にここに来ると何かを達成した錯覚に陥る。とりあえず、更に先を目指す。。。
トマの耳は、ものすごい沢山の人がいて、写真をゆっくり撮っている場合ではない。こりゃ、オキの耳もすごいんだろうな。
うーん、もうこれだけの人影をみた瞬間、オキの耳はいいや、と思い「肩の小屋」に戻ることにした。とりえあず、小屋裏の裏手(売店入口側)に回り込み、そこで休憩。
小屋の裏側の標識。標識にくっついたエビの尻尾がすごいことになっているではないか。
万太郎山の方面に伸びる稜線の見事なこと。秋口の部分紅葉した景色も素敵だったが、雪化粧をまとうと一転して凛々しい感じ。
いい!
これもいい!(といいつつ、これはトマの耳から撮影)
さらに、小屋も入れた構図でも1枚。
ザックをおいて色々撮影している間に、ふと気づく。ランチを買い忘れた。。。幸い、ホットコーヒーをポットに入れて来たので、ゆっくりコーヒーを飲みながら、ブラックサンダーを頬張り、あたりの景色を堪能した。観るものを観て、撮るものを撮ったので、あとはさっさと下山。
下山は下山でなかなか迫力のある景色。途中、足がズボッとハマる場所もあったが、アイゼンがしっかり効く道なので、よいペースで歩けた。大半の人は「オキの耳」を往復するため、下山する人はまだ少なく、登りのような人口過密状態ではなかったのが幸いだった。
最後に
人の多さと、無風に近く暑さに閉口した一座だった。 ただ、これだけの絶景を、冒頭で述べたような手軽なアクセスで楽しめるのだから、何とも贅沢な登山だと思う。この日、6時半に東京を出発して、東京駅に戻ったのは16時半。10時間と書いてしまうと、それでも結構長いなと思う一方、通常の日帰りよりは随分と早い帰宅である。
この週末はたまたま気温が高かったのかもしれないが、そろそろ厳冬期も終わってきたため、登山ウェアも考えないといけないかもしれない。メリノのベース+R2の組み合わせは、この日の谷川岳では暑すぎた。下山は、R2は脱ぎ、ベースレイヤーにハードシェールを羽織るだけにした。
もう暫くすると、雪が溶け始めて歩きにくい雪山が多くなりそうなので、今シーズンはあまり行けていないが、今年の雪山チャレンジはあと1回あるかどうか、というところだろうか。
一番最後は下山時に見えた八ヶ岳方面の一枚。
以下、前回の無雪期谷川岳登山の記事です。
【非登山】何もしないために修善寺へ向かうの巻(2018年2月23日)
今回は登山ではない
数ヶ月に一度投稿している「登山ではない」記事である。幸運にも3連休の週末をとることができ、色々な経緯もあり、修善寺に向かうことになった。仕事が一段落して、通常であれば山に向かい、綺麗な空気と絶景で癒されるハズなのだが、登山も準備が大変だったり、行き帰りの公共交通機関のことを考えると面倒な部分もある。このため、本当に「何もしない」ために温泉宿に向かうことにした。
選んだ場所は修善寺。もちろん地名は知っていたし、伊豆にあることも存じ上げていたが、無性にこの地名に惹かれて選択。何の前提知識もない。きっと寺があるのだろう、くらいのレベルで乗り込む。新幹線で三島へ向かい、そこからローカル線へ乗り換える。駿豆線というらしいが、何て読むんだ?このマッタリした電車で30分で着く。
駅からバスに乗り10分もせずに修善寺温泉に到着。修善寺に早く到着しすぎて、チェックインできず。宿に荷物を預けて、とりあえず温泉街(?)をプラプラする。
温泉街のマップを入手してまず向かったのが『竹林の小径』と呼ばれる場所。平たく言えば、竹があるだけであった。悲しいかな、マイナスイオン的なものは登山で存分に経験してしまっているため、竹だけではちょっと物足りない。
何だか立派な温泉旅館である。本日の宿はここではない。
続いて、修禅寺にやってきた。寺である。いや、それ以外の感想はない。
寺だ。地名は修善寺で、このお寺は修禅寺。何ででしょうと思いググってみたら、昔はお寺の名前も修善寺で、途中(といっても大昔)に改名したらしい。
本日はソニーのコンデジ。荷物を増やしたくないので、一眼レフはお留守番となる。
温泉街であり、温泉がメインであるためか、あまり驚く様な場所はなかったが、何も考えず温泉街を歩き回る。途中、坂を発見。
あたりはグルっと小さな山に囲まれているので、少し歩くと、登山道の香りがする場所が出てくる。そういえば、修善寺からは百名山の天城山も近いはず。駿豆線の車窓からも、急峻ではないけど立派な山々が見えた。そうか、登山して温泉宿に泊まる選択肢もあったではないかと考えたが、もちろん後の祭り。
こんな感じの小さな山、というか丘。
小さな山を降りてきたところで、チェックイン可能な時間になった。
本日のお宿。温泉宿の世界のことはほとんど無知に近いが、とりあえず評判が良いので予約してみた。修善寺温泉のバス停の真ん前にあるので、ここをバスで訪れる者は絶対に迷わないでしょう。
古くて渋い宿である。正面入口を除き、建物はかなり年期の入った外観だったが、内側は超綺麗である。
内庭の池には鯉がいらっしゃる。鯉の餌が置いてあり、少年がキャッキャしながら餌をまく。しかし、満腹らしく鯉は寄って来ない。5分ほどの間、「スイミー」のCMが頭の中を流れる。絵本ではない、そういう魚の餌のCMがあったのだ(今も売ってるのか?)
お宿のHPにも掲載されているアングルから中庭を一枚。
部屋もとっても広く、綺麗で、くつろげる(写真は電話だけ)。とりあえず、内線9番に電話して、ビールを注文。4時くらいからダメ人間が始動した。
部屋に備え付けられた露天風呂。1泊で3回浸かってみた。大浴場露天風呂2回、貸切露天風呂1回なので、滞在20時間で6回の入浴。8時間寝てるので、2時間ごとに風呂に入っていた計算になる。
食事をする場所とは別に、湯上がりにゆっくりするスペースがある。漱石の何とか、という名前がついていた。どうやら、ここ、夏目漱石に何か縁があるお宿らしい。無料のコーヒー(自分で豆をひける)、無料の牛乳とコーヒー牛乳、なぜかヤクルト。初日は金曜日だったので館内は人も少なく快適だ。
夕食。ボリューム満点で味もよい。写真を取り損ねたので、お酒だけアップ。銘柄は忘れたが、危険なほど飲み易いやつだった。部屋に戻り、カーリング女子を観ながら、温泉に入り、またお酒を飲み就寝。翌朝も温泉→朝食→コロコロ→温泉というダメ人間継続。チェックアウトが正午でOKというプランだったので、午前中はずっと宿にいた。
さぁ土曜日は午後は。。。ちょうど良い時間に「踊り子号」東京行があったので、それにのり、さっさと帰宅。2日間、食べる、飲む、浸かるだけで何もせずに終了。さぁ、次の週末は山に向かおう。
おしまい。
【毒沼】消去法で選ばれた金時山と明神ヶ岳(2018年2月18日)
低気圧が通過中!?!?
繁忙期も一息ついての週末。先週リハビリ登山も無事完了し、さて今週はどこにいこう?と思って天気予報を見ると、晴れマークは並ぶものの、高山帯や雪山は強風マークも並ぶ。あまり変なリスクをとりたくもないので、仕方なく今週も近場で目的地を探し、箱根の金時山を選んでみた。眺望もアクセスも良いが、往復で2時間ほどで終わってしまうため明神ヶ岳もセットにしてみた。明神ヶ岳方面は初めてである。どちらも1,000M強なので異世界感はあまりないが、全国的な強風天気予報なので文句を言うまい。
アクセスの良さは指折りの山
金時山もいくつか登山口がある。前回は足柄峠から登ったが、今回は普通に金時山登山口から。最寄りの小田原駅は東京から30分ちょっと、小田原から登山口(最寄りは仙石)までバスは40分。6時に家を出て、8時過ぎには登山開始が可能である。素敵。
ローソンからはじまる登山。このローソンの写真は、別に色を抜いたわけではなく、観光地のためか、トレードマークのブルーを封印した茶色いローソンなのである。乙女口という登山口もあるようだが、面倒なのでここから登山口に向かう。
住宅街のようなところを進み(坂だけど)登山口へ。ここから矢倉沢峠までは、特にこれといった特徴もない、まったりとした登り、ウォーミングアップである。
矢倉沢峠からは、周りも開けてきてテンションも上がる。ちなみに、上の標識だと金時山までは40分と書いてあるが、「地図」では70分になっている。
非常に開けていて気持ちがよい。が、この写真は、実はコースを間違えて外れてしまったもの。本当は、写真の左側に道がある。。。
途中から残雪。若干凍っているが、登りでは問題なし。峠から1時間ほど黙々と登ると山頂に到着する。距離は短いが、手を使う場所もあるし段差もあったりするので、ある程度の歯応えはある。
そういうわけで、山頂到着。空気が澄んでいて富士山が綺麗である。
金時山の山頂を堪能
最近の登山では富士山遭遇率が非常に高いが、いつ見ても凛々しい。大月からみる富士山は北側から観る形になるが、金時山は南側から。やはりちょっと印象が違う。
右肩の遥か後方に。南アルプスと八ヶ岳(らしい)。強風により空気が澄んでいる。
さて、看板の近くにこんなものを発見。金太郎の鉞である。
とりあえず振りかぶってみた。
富士山の反対側の展望。噴煙モクモクの箱根山と、その右側の奥には芦ノ湖。右手前にあるのはゴルフ場だと思われる。なんとなく残念である。
これだけ晴れていると、山頂は気持ちいい。コーヒーを飲みながら、ついつい長居してしまった。このまま降りて温泉入って帰ろうかな。。。
一度下山して横の山へ
金時山山頂から一気に降りて矢倉沢峠に戻る。ここから右に行くと金時山登山口へ戻り、左に行くと縦走路となる。
ここからは、チェーン装備。アイゼンなしの人も見かけたが、残雪もあり、所々上り下りの傾斜もあるので、チェーンか軽アイゼンを携行することをお勧めする。
ここからは未知ゾーン。雰囲気も金時山とは全く異なり、人も少ない。
最初の登りが終わったところから振り返った金時山。ここだけ切り抜くと、とっても高い山に見える。
縦走のはじまりは、この背の高い笹(だよね?)の道。この状況でアップダウンが続く。高度計も950M〜1,000Mあたりを行ったり来たり。展望もなく若干退屈。ただ、この後の登山道の変化は素晴らしい。
笹ゾーンが終わって開けたぞ、と思ったら、突然雪山のような樹林帯(若干トラバース的な)、そして裏山のような登山道を進むと、最後は急登。色々な変化が楽しめて、飽きがない縦走である。
急登を終えて稜線に出て後を振り返った景色。富士山には雲が。そして、こうやって観ると、金時山も立派な山なんだと改めて感じる。
前方の稜線も悪くない。金時山からの縦走は、期待していたよりもずっと素敵だ。
明神ヶ岳到着。クドくなるのでアップはしないが、明神ヶ岳からも富士山、箱根山がよく見えるので、手軽にここだけ目指すのもアリだと思う。
スピードが出ない下山開始
さて、昼食をとって、下山を開始するのだが。。。
わかるだろうか。霜なのか雪解けのせいのかは不明だが、地面はほぼ田んぼ状態。ここから暫くの間、凄まじい泥沼の様な道が続く。下りなので、滑って転びたくない一心であったが、反対にここを登ってくるのも気持ちが萎えそうである。
下山して鞍部というところまでくる。ここから、更に明星ヶ岳へ行くこともできるが、今日はこのまま下山する。ところで、「宮城野40分」と表示されているが、これもかなり疑わしい表示である。矢倉沢峠から金時山40分、矢倉沢峠から明神ヶ岳90分、鞍部から宮城野40分と、どれもこれも、誰を基準にしたんだ?っていうタイム表示である。一応、「成人男性のコースタイム」と書いてあるが、少なくとも自分はこのタイムでは歩けない。
実際には宮城野のバス停までは1時間ほど。ところどころ、段差のある岩があったりもしたが、まったりとした終盤である。
最後に
バス停に着いてバスを待つ間、あたりを少し散策したが、靴を洗う場所がなくて困った。金時山登山口は、バス停付近にトイレがあり、その前で靴が洗えるのだが。前述の通り、ドロドロ登山道で靴は大変なことに。非常に申し訳ない気持ちで、新幹線に乗ることになったのであった。
金時山&明神ヶ岳の登山は、事前期待よりもずっと気持ちのよい一座になった。前回、金時山に行ったのは夏場だったので人が多く、なんだかゴミゴミしていたが、冬場はそうでもない。雪山はちょっと嫌だという人や、冬場にある程度しっかり歩きたいという方には今日のルートは良いのではないだろうか。また、登山を始めたばかりの人にとっても、稜線歩きもあるので、登山の醍醐味がわかりやすくて良いと思った。
登山道同様、記事もまったりしてしまったが、おしまい。
【リハビリ】恐る恐る近場の山(鍋割山)へ向かう(2018年2月11日)
繁忙期終了の予感
職業柄、繁忙期と言うものがあり、職場では人によって時期が違ったりもするのだが、自分の場合この時期がそれにあたる。締め切り前の漫画家の様な謎のピリピリモードが続き、お風呂や睡眠くらいでは回復しない。そして繁忙期もようやく一息つけたので、体中の毒抜き、リフレッシュ、そして週末登山ライフに戻るための復帰戦として、丹沢の鍋割山に行ってみた。
もう少し遠くに行っても良かったのだが、睡眠時間を削って働き続けて、体力的に不安があったので、「手軽さ」重視ということで。。。前日に雨も降ってしまい、天気としてはイマイチ。
後沢乗越前のジグザグ急登。これくらいでウゲ〜となるかと思ったら、意外にもノーマルスピードで登り切った。思ったよりもずっと体力がキープできていたみたい。
後沢乗越から始る急登も、キツいなーという感覚よりも、やっと登山できたという充実感と毒素が抜けて行く開放感が強く、気持ち良く登れた。雪や凍結もほとんどなく、足下をそれほど気にする必要もなし。
山頂近くは流石に積雪が若干あり。ただ、アイゼンは不要。
山頂には沢山の登山客。さすが人気の場所である。気温は比較的高いとはいえ、下界よりもずっと寒い。登山に興味のない者からみれば、3時間もかけて山を登って「うどん」を食べるなど、意味不明な行為だろう。しかし、それがいいのだ。
残念ながら雲が多く、富士山も含め山頂からの景色はイマイチ。今回は足慣らし登山なのでまぁいいか、という感じである。
とりあえず、「うどん」ゲット。登山口で20人以上の若者集団(推定:高校生)と一緒にスタートしたので、せめて彼らより先に到着して行列を回避したかった。いくら若者達とはいえ、テント泊装備(インタビューしたら20KG背負っていると言っていた)を担いでおり、急登エリアで大きくスピードダウン。心配は杞憂に終わった。
下山時、折角持って来たのでチェーンアイゼンを装着して下山することにした。硫黄岳登山の後に購入したが使う場面がなく、今回が初装着。雪がある場所とない場所が交互にあるようなケースでは、着脱が容易な点はとても重宝する。使っていない時はカラビナでぶら下げておけばいいし。
氷とか雪に滑って転んでも、このくらいなら即大怪我ということはないので、チェーンは不要だった気がする。ただ、転んだら間違いなくパンツやウェアが泥まみれになってブルーになるため、安全のため、ということで。実際、見事にズッコケた登山客を見てしまった。
今回は鍋割山から塔ノ岳には縦走せず、そのままピストンで下山した。初めて後沢乗越からの急登を下山で使ってみたが、下ってみてわかるその勾配。二俣経由のルートは、大倉バス停まで山沿いをウネウネ歩くため、下山も結構時間がかかるのね。さっさと下山する予定が、バス停に到着したのは15時を回っていた。。。
しかも、下山したらブルースカイ。慣らし運転も完了したので、次は雪山登山にでかけたい。
とりあえず、意味なくカシャカシャ撮ったものもまとめてアップ。今回は短いが、これにて。
【宝】グレゴリーの冬用ザック アルピニスト35がやって来た(GREGORY Alpinisto35)
念願の2台体制となる
以前の記事でも何度か書いているが、日帰り登山で使用しているOSPRAYのKestrelという38リットルザックが、かなりボロボロになってきてしまった。このザックは他の有名なザックに比べてグッとお値段がお得にも関わらず、背負い心地、使い勝手が良く、山小屋泊や雪山登山でも活躍。まだ十分使える状態なので、使用頻度を減らして、もう1年位は使いたい。そういうわけでバックアップのザックを求めた。
さて、何を買うか。同じKestrelを買うか、それともカリマーあたりに浮気するか。いや、もっと他人と被らないヤツがいいかもしれない。ワクワクしながらザックコーナーで色々と背負ってみた。
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