【胸一杯】カリマーの小型ポーチを装備してみた
ザックをデコる
最近登山を共にすることの多い新進気鋭の若者が、ここのところ気温が下がってきたことに危機感を覚え、「防寒具」が必要であることに気づく。フリース購入に同行し、その時たまたま発見したのがコレ。
小型ポーチ購入のキッカケ
Karrimorの小型ポーチ。正式にはトレックキャリーショルダーポーチ(Trek Carry Shoulder Porch)。小型だが名前は長い。この手のポーチは、以前は何の役にたつのかよくわからなかった。
これはテント、山小屋泊などで荷物が重い時に携行するGranite Gearのサコッシュ。鳳凰三山のテント泊のとき、同行した先輩がどこかのサコッシュを携行していたのを見て、そういうものが登山道具にあるのだと知る。最初は、ガマグチ財布みたいでダサいと思っていた。しかし、重いザックを地面に置くのは手間だったり、置いたとしてもザックの中から何かをガサゴソ探すのも面倒だったりするので、思い切って買ってみた。特に行動食やティッシュの類をここに入れておくと、信じられないくらい便利である。
ただ、サコッシュは邪魔に感じることもある。特に自分は一眼レフを常にザックの外に出して行動しているので、ストラップだらけになってしまう。見ように寄っては、お縄をかけられた人のような感じだ。
多くの登山で使用しているOsprayのケストレル38にも、両サイドのベルトに小さな小物入れがある。サコッシュを持って行かなくても、このポケットを利用すればいいし、以前はそうしていた。ただ、バルトロや他のザックもそうだが、このベルト付近のポケットは意外に使い勝手はよろしくない。特にファスナーの開閉が面倒だったりして、アクセス良好ではない。最近は、ここには日焼け止めを入れたり、ゴミ袋入れになっている。
そんなわけで、コサッシュほど容量はないが、ベルトのポケットより使い勝手がよいポーチを購入したわけである。
装着してみる
それほど高価なものでもないのだが、購入するとき一瞬迷った。このポーチは、名前の通りショルダーハーネスに装着する。既に左胸のハーネスには一眼レフためのカメラホルスターが装着されている。右利きなのでカメラの固定位置は左胸となる(右にあると、サッと取り出せない)。このため、このポーチ、左右どちらの胸にも装着できるよね?という、非常に細やかな迷いというか疑問である。
大丈夫。裏を返せば、カラビナを通すリングは両方向についている。ちなみに、カラビナはポーチに付属している。背後のゴムでショルダーハーネスにくくりつけ。。。
さらにカラビナで落ちないようにぶら下げる。
こんな感じだ。左胸にカメラ、右胸におやつ、という凄い構図である。
ポーチには行動食全部を入れるほどのスペースはないのであるが、メッシュ部分がビヨ〜ンと伸びるため、容量はそこそこだと思われる。
スマホも簡単に収納できるサイズ。SONYのコンデジも余裕で収納できた。ヘッドライト、コンパス、喫煙者の方はタバコ、アル中の方はスキットルなどなど、使い方は色々ありそうだ。
このポーチがなくても登山はできるし、ザックのポケットや雨蓋などで代用は当然可能だが、登山の小さなストレスを回避するための便利グッズとしては良いと思う。なお、チェスト部分は風直撃のため、真冬は使用不適かもしれぬ。ここにチョコレートを入れておいたら、凍ってしまうでしょう。
背負った時にはこんな感じ。Karrimorからは、ウェストベルトに増設するポーチも売り出されているようだ。ザックにあれもこれも装着するのはどうかとも思うが、安全性を損なわない範囲であれば、ザックの開閉を最小限に抑えるという工夫はアリだと思う。
では、行ってきます。