【膜】Patagonia フーディニジャケットをバーゲンで買ってしまった
3割引だったから、という正当化
「お前は何枚ジャケットを買うつもりなのだ?」
至極ごもっともな質問だ。冬にフリース(Patagonia R2)と薄手ダウン(Patagonia NanoPuff)を買い、春先に薄手のフリース(Marmot)を買い、更にエアロスピードジャケット(Mammut)を買い、袖のないダウン(UNIQLO)まで買い、羽織るものが山ほどある。これに加え、ハードシェルにレインウェアまである。しかし、厳密に使い分けられる自信がある、という勝手な自己正当化のもと、このような状態を許容している。PatagoniaとMarmotの3枚は冬用、エアロスピードは低山雨具&ソフトシェル一般として、ユニクロは夏のテント泊用である。
ある日、職場近くのPatagoniaにフラフラっと入るとSALEの文字が見える。なぬ!Patagoniaもセールやるのか?と思いつつ店内を回ると、心なしかいつもよりも品揃えが充実していた。
3割引、ジャストサイズ、赤、この3点に抵抗できず、衝動買い。
(パタゴニア)patagonia M's Houdini Jkt 24141 FRR French Red//Red S
- 出版社/メーカー: Patagonia
- 発売日: 2016/01/28
- メディア: Sports Apparel
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おなじみのPatagoniaフーディニジャケットである。
うまく撮影できなかったが、吊るして下から撮影。見事にペラペラ。
ポケットは左胸に1個。小さくて軽いものしか入らない程度。しかし、このポケット、ポケットとしての機能というより、スタッフバッグのようなもの。ポケットを裏返すと、ジャケット全体が収納できてしまう。
こんな感じにまとまった。それほど小さくなっていないが、軽い(ほぼ100g)。
【使い道(という正当化)】
- 撥水機能はあるが防水ではない → レインウェアにはならない
- ペラペラのため防寒は期待できない → 事実テント場で使ったが何も変わらない
- 汗抜けがよいとは言えず、行動着としては微妙 → 樹林帯は暑くてダメ
正直買う前も買った直後も、こんなフィルムだけみたいなジャケット、どうやって使ってくれようか、とかなり懐疑的であった。しかし、購入から1ヶ月半がたち、気づいてみれば色々使っていた。
- 防風になるので、夏場の高山帯で風を防ぐ
- 登山口までの行き帰りの電車やバスの冷房対策
- 出張に持参(飛行機の中で着たり、撥水なので街中の雨くらいはOK)
- 涼しい夜にコンビニまで羽織る
登山以外ばかり!
どうも夏山、低山限定で威力を発揮する道具のようだ。ただ、防風対策、ちょっとした防寒(長袖の上に羽織る)には利用でき、何より軽量なので夏にササッと登るのに向いている。寒くなってきたら、タンスの中で冬眠してもらおう。それくらい割り切った道具のように思えて、逆に清々しい。オールシーズンを謳って中途半端なジャケットよりも、使う場所に迷わず良い。ただ、もう夏山も終わるので、間もなく使用不能になるという罠でもある。
先日の甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳の登山や、その前の赤岳でも携行。夏場の稜線歩きだと、ほんとうに丁度いい感じ。樹林帯は暑いので、丸めてザックに突っ込んでおける薄さであった。
100gなので、日帰りであればほとんど気にならない重量。秋口は、エアロスピードジャケットや薄手フリースとの併用なども考えているし、あまり難しく考えず持ち歩ける(日常生活も含め)ので使い勝手は悪くないのではないだろうか。
と、一生懸命、衝動買いの正当化をしてみた。