【高級玩具】登山用/街用兼でSONYのα7ⅲを買っちゃったの巻
ハッキリ言えば衝動買いではない
フルサイズミラーレスカメラの代名詞、SONYのαシリーズ。いつだって気になる存在で、カメラコーナーに行けば、必ず手にとって感触を確かめていた。ただ、既に登山で毎度出動するCanonのAPC-S機(EOS-80D)があり概ね不満はなく、SONYのコンデジもあるので、EOS-80Dが壊れたりした時にミラーレスも考えよう、と思い続けていた。
しかし、今回、自分に褒美を授けるべきタイミングが発生する。このため、3月に入り月くらいから入念にリサーチを開始し、一世代前のα7ⅱと迷ったが、最終的に新しいα7ⅲに決めた。Canon機からの乗り換えなので、本体+レンズ、これにレンズカバーやらが加わり、かなりの出費となった。
α7ⅱとα7ⅲのどっちにするか
α7ⅱは2014年発売のモデルだが、フルサイズセンサーを搭載しているため、手持ちのAPC-S機よりも格段に良い。多分、自分の腕前ごときでは、実際に写真にした時に、α7ⅱとα7ⅲの性能差が出るとも思えず、また5年前のモデルであるα7ⅱは、α7ⅲよりも大幅に安い。キャッシュバックキャンペーンの対象だし。
それでも、敢えてα7ⅲを選択したのは以下の通り。
- αシリーズはカメラというより、完全な電子機器。α7ⅱとα7ⅲを同時に使うことはないので差を体感できないかもしれないが、発売開始が4年も違えば、電子機器は相当進化しているはず(という期待)。
- タッチパネル操作ができると直感的で良いと思った。
- α7ⅱのレビューで必ず指摘されるバッテリー問題。バッテリー切れを起こすような使い方を年に何回するかわからないが、年に何回かあって、その瞬間は山頂だったり、誰かの結婚式だったりするわけで、不安を持ちたくない。
- 単純にフォルムが新しい方がかっこいい。
- ゆえに、今回α7ⅱを買っても、α7ⅲが欲しくなる可能性が大(これが一番大事)。
とりあえず開封儀式
箱である。
レンズはキットレンズが、若干微妙だったので別で購入(絶対にすぐに使わなくなりそうだ)。最初は純正のF4通しの標準ズーム(24-70mm)か、TAMRONのF2.8通しの標準ズーム(28-75mm)でも良かったが、純正の広角レンズにしてみた。
ソニー SONY ズームレンズ Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS Eマウント35mmフルサイズ対応 SEL1635Z
- 出版社/メーカー: ソニー
- メディア: Camera
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結婚式とか普段使いだと使い勝手悪そうだけど、まぁよかろう。ちなみに、コスパ最強と言われているTAMRONの標準ズームは、ちょっとフォルムがダサくて、あまり好みではない。でも、純正でF2.8とか買うと倍以上するので、、、次はこれか。
本体とレンズを開封。この質感が半端なく好きである。
レンズ装着。やばし。
見た目はスタイリッシュなイケメンカメラである。値段はさておき、所有欲を十分満たす見た目というのは極めて大事だと改めて思った。
本当に軽いのか?
αシリーズは「フルサイズ」一眼レフとしては超軽量である一方、フルサイズ対応のレンズの重量を考えると大差ないのでは、という意見も目にした。登山用途で考えると「軽さ」は正義。普段使いだって同じで、軽いに越したことはない。CanonやNikonのフルサイズ機を持つと、流石にこれを山に担いで行こうとは思わない。
一応、手持ちのCanon EOS-80Dと登山出動回数の多いズームレンズと、今回購入したボディとレンズの重量を比べてみた。
Canon組は合計で1,375グラム。毎回1.4kgを担いでいるということです。
SONY組は合計1,216.5グラム。100gくらい軽い。今回購入した広角レンズ(SEL1635Z)は小柄なレンズの部類になるため、大筒を装着すればもっと重くなるでしょう。ただ、やはりボディは軽量なのが本当に素晴らしい。
なお、カメラとしての大きさも、α7ⅲの方が薄くてコンパクト。
ちょっと出歩いてみた
家の周りで撮影するものもないので、少し歩き回って使い心地を確認した。夕方付近だったので、あまり被写体探す時間はなかったので、適当に選んでシャッター切ってみました。コンデジでSONYを使っているので、Menuなどの操作は違和感なくできたものの、面倒なので、設定とかは全く考えずAutoか絞りモードだけ使って撮影。
カラーつけすぎた(笑)。
桜、この週末に満開だと聞いたが、なぜか歩いたあたりは葉桜。レンズは広角なので、相当被写体に寄らないといけない。
運河沿いを適当に。思ったよりも少し暗めに出てくる印象。広角レンズって、山とか豪快な被写体がないと、何を撮りたかったのかがわからない写真になってしまう。街撮り難しい。
シャッタスピード落としてみた。
白黒にしてみた。最後の1枚はクレーンを取ろうとしたが、望遠側は35mのため、これが限界。
広角レンズなので、こういうのが得意でしょう。
もう1個。
ついでに夜景も。サッと撮っただけだけど、手ぶれ補正がしっかりしている。とりあえず、まず色々な設定をいじって、カメラの性能を少しでも引き出せるよう頑張ろう。
その他の雑感
- ボディが小さいため、男性の場合ホールド感がイマイチといったレビューをチラホラ見かけましたが、自分は指が細いため、ちょうど良い位置に右手薬指がかかる。ただ、手が大きい人は、薬指が余るか、引っ掛かる程度になるかもしれない。
- バッテリーの専用充電器がなく、カメラのバッテリーを入れた状態でボディにコードを差し込んで充電。何となくコレ不安定な気もするので、充電器を標準で付けてくれたら嬉しいなと思った。
- メモリーカードのスロットが2枚ある。上下あれば、普通上がスロット1で、下がスロット2かと思いきや、反対。なんか不思議な気分。
この高額なオモチャは、いきなり登山投入は勇気がいる。壊れたらショックである。
一応、こんな物がモンベルに売っているので買ってみた。スタッフバッグのカメラ版みたいな感じである。表面はスタッフバッグと変わらないが、中にクッションが若干あって、カメラをそのまま突っ込める。完全防水ではないが、ザック内部に侵入してくる水から守るという意味では十分な感じもした。
α7ⅲはスッポリと収まった。
さてさて、この高級玩具を登山に持ち出す勇気をいつ得られるだろうか。。。
おしまい。