【DQ】霧ヶ峰日帰り登山。。。いやハイキング(2017年8月19日)
スライムが現れそうな場所
夏休みの直前仕事が立て込んでしまい、燕岳遠征以外はNo Planのまま休みに突入。諸事情で8/11(山の日)は丹沢、8/13-15は燕岳に向かい、これもまた諸事情で8/18は金時山。もうこうなったら、最後まで山尽くしで終わらせようと決意した。ところが、流石に肉体的にも疲労感も出ていたので、普段の週末登山では絶対に選ばないような場所を選択した。
霧ヶ峰 エアコンではない
日本百名山とインターネットで入力すると、必ず初心者にオススメで出てくる場所である。スニーカーで登れる百名山ということなので、お散歩に向かう様な気分で出発した。
〜車山山頂にある神社より〜
何も考えずに歩けるコース
車山高原公式ホームページ(http://kurumayama.sakura.ne.jp/summer/)から落とした地図である。どうやら、霧ヶ峰という山があるわけではなく、いくつかの山を総称して霧ヶ峰と呼ぶようだ。主峰(?)は地図中央にある車山1,925M。
JR上諏訪駅からバスで1時間ほどで、霧ヶ峰高原へ到着する。バスは高原内をグルッと回ってくれるため、好きなところから登山と言うか、ハイキングを開始することができる。仮に、車山山頂だけを目指したければ、リフトを使うと数分で到着してしまう。ピークハントには達成感はなく、いつもの登山とは異なる楽しみ方が必要だ。
一応、登山っぽく歩き始めてみた
いくらなんでも、リフトで山頂、というのは味気ないため、車山肩という場所でバスを降り、ここから山頂へ歩いて登ることにした。登ると入っても、30-40分くらいの距離である。
ちょっと上がったところから背後を撮影。下に見える駐車場や建物が「車山肩」バス停付近。
あっという間のピークハント。確かにスニーカーで大丈夫である。
ちょっと雲は多いが、久しぶりの綺麗な青空である。
霧ヶ峰は八ヶ岳のすぐお隣。残念ながら八ヶ岳の主峰たちは雲に隠れてしまう。歩いている途中、雲が切れて、蓼科山ー天狗岳までは拝むことが出来た。最近行っていないので、近々八ヶ岳に登ろう。
下山を開始する。。。
おお、この写真は蓼科山がばっちり映っている。
このままリフトで下山しても仕方ないので、徒歩で降りて、霧ケ峰高原を端から端まで歩いてみることにした。目指すは八島湿原である。
小高い丘が見えてくる。蝶々深山という名前がついているが、これは丘だ。
ドラクエ〜
丁度プレー中のドラクエ11のフィールド音楽が頭の中で流れ始める。天気がよく気持ちいい。写真の小高い部分にある人工物が、先ほどの山頂。つまり、見えている山が車山である。
蝶々深山でスライムに遭遇(などと言ってはしゃぐ)
スライムを仲間に加え、更に進む。蝶々深山を振り返ったこの写真でも、車山の人工物(気象観測所らしい)がまだ見える。
笹の背が高くなってきた。かなり水たまりが目立つようになる。
物見岩と名付けられた岩まで到達した。向こうに見えるのが目的地の湿原だ。
一気に湿原へ向けて下っていく
高原ゾーンが終わり、ここからは湿原へ向かう下り。写真は下り始めたところだが、少し進むと、大きな岩がゴロゴロしていたり、水たまりがあったりして、ちょっと歩きづらい感じが続く。
そう言えば、道の傍らに、沢山の高山植物が目についた。自分は全くこの世界に詳しくはないが、普段の登山では見かけない鮮やかな色の花がいっぱい。でも、普段植物を撮影しないものだから、アップロードできる様な写真が全く残らず。マクロレンズあるといいな〜。
坂を下り切って、少しばかり樹林帯に突入。足下はドロドロの沼状態。ここを抜けると、湿原へ出る。
湿原は、木道の上を歩く。
湿原がぱーっと広がり、その向こうに、通ってきた山(丘)が見える。気象観測所はここからでも、肉眼で確認できる。意外に歩いてきたんだと実感できる。
そしてバス停へ。。。
湿原をぐるっと回ると、八島湿原のバス停に出て、今回のハイキングは終了。車山肩で登り始めたのが11時半、ノンビリ歩いて最後のバス停に出たのが3時半なので、およそ4時間ほどの牧歌的な旅であった。
とりあえず、スニーカーで登れる百名山というのは合点がいった。ただ、蝶々深山から湿原側へ向かう場合、水たまり、あるいは大きな岩がゴロゴロしている場所が何カ所かあった。登山靴で来る必要はないが、お気に入り街用スニーカーは泥だらけになってしまうのでお勧めしない。そういう自分は、気分だけ登山した感じを出すため、いつもの夏山低山スタイルで臨んだが、それはそれでオーバーだったという感じはなかった。
記事の盛り上がりをつけるのがなかなか難しい一稿だった。