K10's Memorandum

いきなり登山が好きになりました

【貫通】GW終盤に丹沢主脈を南北に通り抜けるの巻(2019年5月5日)

絶好の登山日和でした

最近身の回りで色々と変化があり、ブログ更新に着手できていなかったが、久しぶりにその時がやって来た。ゴールデンウィーク終盤に入り好天が続いたこともあり、「山の先輩」からの招待状が届いた。高山地域は残雪期でもあるため、雪のない場所へ。ちなみに2年前に権現岳で滑落したのは、先輩との登山である。檜洞丸に行ってみようという話だったはずなのだが、「短くてK10には物足りないはず」という誘導尋問から、丹沢縦断という謎の企画にバージョンアップが図られた。

 

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出典:丹沢大山国定公園HPより(http://www.kanagawa-park.or.jp/tanzawavc/course.html)

神奈川県の西部にて南北20km以上ある丹沢山地を、北から南に貫通しましょうぞ、ということである。地図は「焼山登山口」スタートだが、我々は時間を惜しんで、少しだけコースタイムが短くなる「平丸」からスタートである。

 

ここが入り口である。ここから蛭ヶ岳丹沢山、塔ノ岳と周り、最後は大倉尾根を降りてくる計画である。コースをヤマケイonlineで計測すると距離は22km、10時間50分(休憩除く)。平丸スタートが7:40なので、日没までギリギリでのスタートだ。

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【高級玩具】登山用/街用兼でSONYのα7ⅲを買っちゃったの巻

ハッキリ言えば衝動買いではない

フルサイズミラーレスカメラの代名詞、SONYのαシリーズ。いつだって気になる存在で、カメラコーナーに行けば、必ず手にとって感触を確かめていた。ただ、既に登山で毎度出動するCanonAPC-S機(EOS-80D)があり概ね不満はなく、SONYコンデジもあるので、EOS-80Dが壊れたりした時にミラーレスも考えよう、と思い続けていた。

 

s-d-k10.hatenablog.jp

 

しかし、今回、自分に褒美を授けるべきタイミングが発生する。このため、3月に入り月くらいから入念にリサーチを開始し、一世代前のα7ⅱと迷ったが、最終的に新しいα7ⅲに決めた。Canon機からの乗り換えなので、本体+レンズ、これにレンズカバーやらが加わり、かなりの出費となった。

 

α7ⅱとα7ⅲのどっちにするか

α7ⅱは2014年発売のモデルだが、フルサイズセンサーを搭載しているため、手持ちのAPC-S機よりも格段に良い。多分、自分の腕前ごときでは、実際に写真にした時に、α7ⅱとα7ⅲの性能差が出るとも思えず、また5年前のモデルであるα7ⅱは、α7ⅲよりも大幅に安い。キャッシュバックキャンペーンの対象だし。

それでも、敢えてα7ⅲを選択したのは以下の通り。

  • αシリーズはカメラというより、完全な電子機器。α7ⅱとα7ⅲを同時に使うことはないので差を体感できないかもしれないが、発売開始が4年も違えば、電子機器は相当進化しているはず(という期待)。
  • タッチパネル操作ができると直感的で良いと思った。
  • α7ⅱのレビューで必ず指摘されるバッテリー問題。バッテリー切れを起こすような使い方を年に何回するかわからないが、年に何回かあって、その瞬間は山頂だったり、誰かの結婚式だったりするわけで、不安を持ちたくない。
  • 単純にフォルムが新しい方がかっこいい
  • ゆえに、今回α7ⅱを買っても、α7ⅲが欲しくなる可能性が大(これが一番大事)。

 

とりあえず開封儀式

箱である。

レンズはキットレンズが、若干微妙だったので別で購入(絶対にすぐに使わなくなりそうだ)。最初は純正のF4通しの標準ズーム(24-70mm)か、TAMRONのF2.8通しの標準ズーム(28-75mm)でも良かったが、純正の広角レンズにしてみた。

 

結婚式とか普段使いだと使い勝手悪そうだけど、まぁよかろう。ちなみに、コスパ最強と言われているTAMRONの標準ズームは、ちょっとフォルムがダサくて、あまり好みではない。でも、純正でF2.8とか買うと倍以上するので、、、次はこれか。 

 

 

本体とレンズを開封。この質感が半端なく好きである。

 

レンズ装着。やばし。

見た目はスタイリッシュなイケメンカメラである。値段はさておき、所有欲を十分満たす見た目というのは極めて大事だと改めて思った。

 

本当に軽いのか?

αシリーズは「フルサイズ」一眼レフとしては超軽量である一方、フルサイズ対応のレンズの重量を考えると大差ないのでは、という意見も目にした。登山用途で考えると「軽さ」は正義。普段使いだって同じで、軽いに越したことはない。CanonNikonのフルサイズ機を持つと、流石にこれを山に担いで行こうとは思わない。

一応、手持ちのCanon EOS-80Dと登山出動回数の多いズームレンズと、今回購入したボディとレンズの重量を比べてみた。

 

Canon組は合計で1,375グラム。毎回1.4kgを担いでいるということです。

 

SONY組は合計1,216.5グラム。100gくらい軽い。今回購入した広角レンズ(SEL1635Z)は小柄なレンズの部類になるため、大筒を装着すればもっと重くなるでしょう。ただ、やはりボディは軽量なのが本当に素晴らしい。

 

なお、カメラとしての大きさも、α7ⅲの方が薄くてコンパクト。

 

ちょっと出歩いてみた

家の周りで撮影するものもないので、少し歩き回って使い心地を確認した。夕方付近だったので、あまり被写体探す時間はなかったので、適当に選んでシャッター切ってみました。コンデジSONYを使っているので、Menuなどの操作は違和感なくできたものの、面倒なので、設定とかは全く考えずAutoか絞りモードだけ使って撮影。

 

カラーつけすぎた(笑)。

 

桜、この週末に満開だと聞いたが、なぜか歩いたあたりは葉桜。レンズは広角なので、相当被写体に寄らないといけない。

 

運河沿いを適当に。思ったよりも少し暗めに出てくる印象。広角レンズって、山とか豪快な被写体がないと、何を撮りたかったのかがわからない写真になってしまう。街撮り難しい。

 

シャッタスピード落としてみた。

 

白黒にしてみた。最後の1枚はクレーンを取ろうとしたが、望遠側は35mのため、これが限界。

 

広角レンズなので、こういうのが得意でしょう。

 

もう1個。

 

ついでに夜景も。サッと撮っただけだけど、手ぶれ補正がしっかりしている。とりあえず、まず色々な設定をいじって、カメラの性能を少しでも引き出せるよう頑張ろう。

 

その他の雑感

  • ボディが小さいため、男性の場合ホールド感がイマイチといったレビューをチラホラ見かけましたが、自分は指が細いため、ちょうど良い位置に右手薬指がかかる。ただ、手が大きい人は、薬指が余るか、引っ掛かる程度になるかもしれない。
  • バッテリーの専用充電器がなく、カメラのバッテリーを入れた状態でボディにコードを差し込んで充電。何となくコレ不安定な気もするので、充電器を標準で付けてくれたら嬉しいなと思った。
  • メモリーカードのスロットが2枚ある。上下あれば、普通上がスロット1で、下がスロット2かと思いきや、反対。なんか不思議な気分。

この高額なオモチャは、いきなり登山投入は勇気がいる。壊れたらショックである。

 

一応、こんな物がモンベルに売っているので買ってみた。スタッフバッグのカメラ版みたいな感じである。表面はスタッフバッグと変わらないが、中にクッションが若干あって、カメラをそのまま突っ込める。完全防水ではないが、ザック内部に侵入してくる水から守るという意味では十分な感じもした。

 

α7ⅲはスッポリと収まった。

 

さてさて、この高級玩具を登山に持ち出す勇気をいつ得られるだろうか。。。

 

おしまい。

 

【花粉と吹雪】1ヶ月ぶりの登山は三つ峠へ(2019年3月17日)

富士山が見えない三つ峠

2月中旬に年明けから続いた繁忙期が完了したはずだったが、その後も第2波、第3波、第4波。。。いつかどこかの山で遭遇した急登のように、無限である。しかし、ようやく解放されたある日曜日。よくわからない経緯で三つ峠行きが決まる。雪がない、日帰り、楽すぎないという友人のリクエストをフィルターにかけると、候補などほとんど残らない。

 

JR大月駅付近の秀麗富獄十二景の山と違い、三つ峠は河口湖側にさらに乗り継ぐので、始発の特急でも駅到着は9時。驚くことに、ここで下車した登山客は自分達だけ。こちら側から登るのは少数派なのか。

 

駅から歩いて登山口に行けるのはGOOD。

 

登山口に向かう道は途中から水辺もあったりして、退屈ではないけど、それほど心踊るものでもない。それよりも。。。。花粉。途中杉の木にもたくさん遭遇。自分は重度の花粉症とまでは行かないが、敢えて花粉シャワーの源泉に向かうこの勇気

 

途中遭遇した「遊園」跡地。遊園という言葉自体、最近の生活で聞くことは少ない死語。昔、釣り場とBBQ場があったらしい。

 

だるま岩。ここからようやく登山道開始。前回は夏場だったので、ここに辿り着くまでに汗ダクダク、体力もかなり消耗していたが、今回は花粉を浴びてテンション最悪。ただ、人が全くいないのは非常にいい。

 

ジグザグジグザグジグザグ。。。

結構ここの登りキツい。月1登山で完全に体重オーバー。久しぶりに絞り出すように登る感覚は、キツさよりも毒抜きされているような気がして快感である。変態だ。

 

急登ゾーンを片付け、標高1,000M超えたあたりから雪登場。日が当たらない斜面は結構残っていて、溶けかけて凍ったりもしているので、チェーン持ってきて正解。序盤の花粉舞う小春日和が嘘のように寒い。

 

山頂までの最後の斜面というか登り。完全に山頂付近は雪山で驚いた。

 

山頂だ!富士山だ!

となるはずだが、全く何も見えないではないか。結構天候の巡り合わせに恵まれた登山が多いので、これだけ何も見えないのはある意味感動的。この後、雪が舞い始めたかと思ったら、風も吹いてきて吹雪状態に。こりゃいかんということで、さっさと下山。

 

何も見えないし、雪もいっぱいで登山としては微妙な感じもするけど、なんというか、やっと気兼ねなく登山ができるようになったのが妙に嬉しい。

 

下山直前の一枚。結構積もっております。

 

肝心の富士山は、登り(1枚目)、下り(2枚目)とも、山頂付近に雲がまとわりついて、本日は一度も拝めず。ああ残念。

 

今回の登山で印象的だったのが。溶けかかっていたのだが、まだ立派な状態で残っていた。なかなかのものです。富士山が不発だったので、唯一足を止めてカメラを構えたのは、この氷柱エリアだった。

 

頭上の遥か上にも氷柱が見える。

 

落下してきたら、こんな感じでズブッといくのね。

 

そういえば、最近、Apple Watchを登山でも使ってしまっている。登山用の腕時計もあるが、今回みたいにちょっと登る程度だと、林檎時計でも全く問題ない気もして、なんとなく投入している。Celluarタイプではないので、iPhoneの電波頼みだが、意外にも悪くは無い使い勝手。

 

そんなわけで、9時に駅を出発して、3時に帰還。花粉シャワーと吹雪、小春日和と氷点下を一度に味わうという、変化に富んだ登山となり、富士山が見られない点はマイナスだったが、概ね満足度の高い時間を過ごせた。

 

おしまい。

 

 

 

【リセット】北横岳からの復帰戦(2019年2月22日)

もはや挑戦している場合ではない

ようやく年明けから続いた繁忙期がひと段落した。「さあ山に行こう」と思ったが、昨年の夏以降はセーブモード登山が連続し、しかも今回の繁忙期で体力が落ちている中、悲しいことだが、ガッツリ登山は今回は回避。思い切り初心に戻り、北横岳に向かうことにした。天狗岳とか谷川岳にといった候補も思い浮かんだが、一度体をリセットされたような状態なので、まずは足慣らし。

 

久しぶりに下りた茅野駅

まず驚いたのは「暖かい」。東京よりは気温は低いのだろうが、この時期にしては異様に寒さが緩い。写真にチラっと映る山肌を見てもわかる通り、雪も異様に少ないようだ。暖冬のようだ。

 

北横岳の山頂駅と背後の中央アルプス。

 

何と、これが今シーズン初アイゼン。北横岳の方はチェーンだけでも良い状態だったが、登山客もほとんどいなかったのと、足慣らしのため、重い装備にしてみた。そうこの日は「猫の日」であり、世間は平日。

 

登山道に雪はあるが、樹木は全く雪がない樹氷くらい期待したが、残念。これなら丹沢で足慣らししておけば良かったかと思いつつ、今回はこのくらいで良いかな。久々のザクザクっとしたアイゼンの感触が気持ちいいし、登山客もまばらで、自分の足音しかしない静かな時間が堪らなく良い。

 

坪庭から1時間もせずに山頂。ロープウェイを駆使したチート登山だが、標高2,400Mは流石に寒い。1年ぶりにハードシェル装着。おお、この感覚この感覚とはしゃぐ。

 

何はともあれ展望は抜群。今年は時間作って、この見えている「壁」たちにできるだけ多く登ろう。いつも何かを忘れて頭の中を真っ新にするために登っていたけど、今年はもっと前向きに登りたい。

 

北横岳だけだと1.5時間もかからず終わってしまうので、横の縞枯山にも向かう。坪庭に一度戻り、ぐるっと庭を回って北横岳の登山口の正反対へ。ここも雪が少なく草が見えてしまっている。まぁいいか。

 

忘れていたこの急登。雪上散歩みたいなコースの中で、突然ここだけストイックな30分。足慣らしには良い長さでもあるが、そんな上から目線の余裕もなく、ここは正直シンドく感じてしまった。。。

 

今回は、Milletの鎖帷子→IcebreakerのOasis(中厚手ウール/上の記事で紹介)→R2というレイヤリングだったが、正直ウールは使い勝手に未だに苦心している。暑がりの自分には保温しすぎて、この様な上り坂になると汗が半端ないことになってしまう。一方、R2をザックにしまって、ウールの上に直接アウターを羽織ると、今度は冷蔵庫のような冷たさでヤバし。フリースやアウターと違いベースレイヤーは行動中に着脱が難しいので、もう一段薄いやつにした方が良いのだろうか。

 

と思いつつ、縞枯山の展望台に到着。なお、この下はフリース(R2)を着ていないので、超絶冷たい。フリースを着戻して、持ってきたコーヒーとカチカチのブラックサンダーでおやつタイムを経て下山へ。

 

相変わらず人がいない。

 

最後に見た南アルプスが、これまた凛々しいこと。これでリハビリが完了したことにして、近々またどこかに行こう。

 

おしまい。

【敢えて】2019年の第1座で超地味な登山をしてしまうの巻(2018年1月12日)

黄金のルートを選択

新年早々の3連休。特に日曜日と月曜日の天気は最高に良さそう。雪山だ、小屋泊だ、アルプスだ。。。しかし、何を血迷ったのだろうか。

 

土曜塔ノ岳へ。。。

1日待てば好天と雪景色だったのに、敢えて土曜日に行くことになった。

 

なぜ。。。山頂は真っ白。しかも雪が降る前なので、超絶寒い。

 

おまけに、日中は雪ではなく小雨。

 

リハビリ戦第2弾

この冴えない天気に、敢えて塔ノ岳を選んだ理由は、前回記事でも記載した「顔面蒼白の友人」のリハビリのためである。まだ、振り絞るような登りや、雪山は難しいとのことなので、勝手知ったる場所になった。

 

バカ尾根ピストンではあまりにも芸はない。鍋割山から鍋焼きうどんを食べてから、塔ノ岳を回って降りてくるコース。考えて見たら、距離や時間を考えると、そこそこタフなコースでもある。

 

初めて鍋割山に至る尾根を登った時は、こんな苦しいコースがあるのか、と驚いたものだが、ペースさえ気をつければ実は歩きやすい。しかし、流石に病み上がりの友人には「楽ちん」とは言えなかったようだ。明らかにキツそうである。

ぐはぁぁーーーー

ぐえぇぇーーーー

あ゛ーーーーーー

どぉえぇぇーーー

謎の雄叫びを発しながら、後ろから自分を追随する。

 

悪天候予想なので人もまばら。雲もかかってモヤってる。こんな状況で、後ろで奇声をあげられていると、なぜかバイオハザードの映画を思い出した。ほら、向こうの方にゾンビが見えるでしょ。

 

地味な写真ばかりで震える

悪天候で展望もほぼない丹沢登山。自然とカメラを構えることは激減。

 

人は驚くほど少ない。この写真も驚くほど地味で、何も語るべきことはない。あえて言えば、寒かったのでPatagoniaのナノエアを着ました。ザンバランのレザーブーツはまだ快調です。ボトムスを新調しました。。。なんとも虚しい。

 

今度は塔ノ岳の山頂です。何もありません。真っ白です。寒いです。

 

と思ったら、一瞬だけ雲が切れた。そして、だ。

 

良かった。これが見れただけでも、何か来た甲斐があった。鍋焼きうどんと霧氷で、ギリギリこの登山は赤点を免れた。

 

オマケ

お馴染みの大倉バス停の「どんぐりハウス」跡地。

 

何とコンビニになっていた。ここに温泉施設でも作れば、ガッポリ設けられるような気がするのだが、まぁこれでもいいか。

 

林道にある小さなショベルカーも、まだあった。一応使われているんですかね。

 

鍋割山荘へ担ぎ上げるべき、水ボトル。写真は撮ってみたが、語るべき言葉はこれ以上はない。皆んな頑張って持っていきましょう。

 

嗚呼、なんて書くことに乏しい1座だったのだろうか。でも、気づけばスタートから7時間近く歩き続け、トレーニングとしては良かったのかもしれない。1月、2月は繁忙期になるが、時間を見つけて雪山に行こう。

 

おしまい。

 

【迎春】平和な年末年始

謹賀新年!!!

画商

皆様、新年明けましておめでとうございます。

2018年は個人的には不完全燃焼な1年でしたが、この2019年は迷いなく登山ができる1年にしたいと思っております。登山回数が減るにつれブログの更新も減りがちですが、感動したことを1つでも多く書けるよう、今年は頑張りたいと思いますので、引き続き宜しくお願いいたします。

 

以下、最近の出来事を書いたオマケ2話です。

友のリハビリ(奥高尾縦走)

新年早々の更新なので、少し何かを書こうと思い、まずは昨年の最後の登山について。このブログの登山記録でお馴染みの「顔面蒼白の友人」が若干の病にかかり、師走の最後にリハビリ登山にお供することになった。

遠出は難しいのはわかっていたので、塔ノ岳でも行こうと思っていたが、結局安全に奥高尾縦走を洗濯した。陣馬山から1時間ちょっとはグングン昇が、あとはマッタリ縦走。年を締めくくるには悪くない選択肢である。少し退屈で眠くなるルートではあるが、友人に無理をさせるわけにはいかない。

 

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陣馬山の山頂付近からの1枚(iPhoneで撮影)。訪れたのは12月30日。見事な富士山と奥秩父山系の景色。高尾山や景信山からも富士山が見えるが、陣馬山からの展望は遮るものが少なく、富士山のみならず秀逸。陣馬山から高尾山に抜ける縦走路は、最初の登りをクリアしてしまえば、終始お喋りしながら歩ける平和な登山道なので、是非色々な方に試してほしい。

 

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景信山から相模湖と富士山。こちらもiPhoneで撮影。

 

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景信山から下る途中でiPhoneにて撮影。自分の家がある方角が見られる山は意外に少ない。

 

他愛もないことを話しながら6時間ほどで縦走終了。陣馬山でも標高800Mもないが、この日は妙に寒く感じた。アンダーウェア、インナー(ウールではなくポリ)の上に、Patagoniaのナノエアを装着して行ったが、これで丁度いいくらいで、山頂ではさらにダウンを羽織った。多分、アップダウンが少ないため、体が暑くなることが少なかったからだろうか。

 

2018年は、前の年に比べると登山の回数が半減で、また登山での新しいチャレンジが少ない1年であった。そんな中で、北岳にテント泊できたことは、2018年でもっとも感動した登山であった。

また、2018年の終わりに登った茅ヶ岳は、一見派手さはないものの、変化に富んだ登山道を楽しめるという意味で、非常に印象深い一座だった。

 

 

新年初売りへ

初売りといえばSale。しかし、登山道具でSale対象になっているのはアウターやボトムス、あるいはシャツ類が中心。正直、私服やスーツもそうだが、「買いに行く」と決めてお店に行ってもビビッとくるやつに出会うことは少なく、実際に買い換える必要性もないので、セール品はサッと素通り。

 

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とりあえずは、今使っている道具類の買い替え。Platypusの2リットルは、予備の水という意味も込めて毎回出動するのだが、使いすぎて黄ばんできてしまい「見た目」がイマイチなので買い替え。

 

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ドリンクボトルも、あっちこっちにぶつけてフタ部分が変形してきたので、一緒に買い替え。Nalgenの1リットルが売り切れていたので、Primusにして見た。フォルムがカッコいい。

 

マイクロファイバーのタオルは、いつの間にか使っていたものが行方不明になってしまい購入。シャツはMilletのセール品。長袖で私服のインナーとしても使えそうなものをチョイス。昨年はマムートのダウンやらボトムスを買って大変なことになっていたが、今年は控えめな買い物模様であった。お気に入りのマムートのオレンジ色のソフトシェルがボロボロになってきたので、そろそろ買い替えたいと思ったが、店舗に人が多すぎるため今回は断念。

 

今年は1月の日の並びと仕事のスケジュールとの相性が最悪で、新年最初の登山がいつになるのかわからないが、たくさん写真を撮ってアップしたいと思います。

おしまい。

 

【ラッセル】枯葉と岩で覆われた二百名山へ(茅ヶ岳−金ヶ岳2018年12月21日)

展望抜群の二百名山

師走も後半に入り、残り日数と積み上がった仕事量を考えて絶望する日々が始まる。クリスマスはその意味でターニングポイントで、それを超えると、「諦める」というコマンドが出現する。もう少しの辛抱だ。そんな中迎えた金曜日、オフィスが休みになる。残務整理などいつでもできる(ハズ)なので、人の少ない山へ繰り出すことにした。今年は温暖とはいえ、高山地帯は既に雪の世界。久しぶりの登山で雪装備は嫌だなと思い、2,000M前後で未経験、そしてアクセスが楽そうな場所を選び、今回は茅ヶ岳を選択した。山梨にある二百名山で、深田久弥の終焉の地、そしてJR韮崎駅に到着した時に北側にドンと見える山、という予備知識くらいか。今回の同伴者は、偉大なる先輩である。

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ニセ八ヶ岳としても有名。。。

  •  
  • Easy ModeとHard Mode
  • 茅ヶ岳山頂からの展望
  • 茅ヶ岳から金ヶ岳へ縦走
  • スリリングとマッタリ
  • 最後に
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