【WHY】色々な意味で予想が外れた天城山登山(2018年9月17日)
ご褒美のない登山
本日突撃したのは百名山でもある天城山。赤城山とかと同様、「天城山」という山があるわけではなく、伊豆半島中央にある連山一帯を指してそう呼ぶとか。仕事をするかどうか迷ったが、3連休の1日くらい自分の好きなことをしてもバチは当たるまい。そう思った途端、前日ではあったが「顔面蒼白」の友人に連絡したところ快諾。持つべきものは友である。しかし、全国的に天気がイマイチで、消去法的に天城山が目的地として決定した。
この選択は果たして正しかったのだろうか。
アクセスはかなり良い山
朝6時半の「こだま」に乗り、熱海→伊東と進み、バスで55分。9時前に登山口到着。静岡県の伊豆半島にある山であることを考えれば、アクセスはかなり良い。
地図の赤線を辿って「天城山縦走路」を進みたかったが、帰りのバスやら休み明けのことを考えて、コンパクトに「シャクナゲコース」という地図の黄色いルートを時計と反対回りに進むことにした。登山口はすでに標高1,000Mあり、標高差400Mということで、かなりマッタリとした登山になるはずだった。。。
予想と全く違う登山道
先に言っておけば、鎖場の連続というわけでもなく、特筆すべき急登があったわけではないが、なんというか淡々と樹林帯を進むだけの登山道である。
危険地帯などはないのだが、前日降った雨のためか、足元がかなりゆるい。登りはともかく、下りは面倒。山頂までは標高差400Mくらいであるが、この登山道はアップダウンを繰り返すため、獲得標高はもっと大きな数字になると思われる。
登山口から「涸沢分岐」まで、少々歩きづらいところもあるし、滑りやすい足場もイラっとするが、基本的にこの1時間半は淡々とした登山道である。妙に湿度が高い。
涸沢分岐から目的地の「万三郎岳」までは一気にハイクアップ。
木の階段が中心になるのだ、ところどころ崩れていていたり、前述の通り足場が濡れていることもあり、かなり心折れる道である。決して息が消えるほどの急登ではないが、淡々としすぎて怖い。
前日にランニングをやりすぎてバテバテの友人。
まんざぶろおおおおおおおお
と叫んで上がってくるのが印象的であった。しかし残念、正確には「ばんざぶろう」だ。
淡々と登り上げ山頂へ。展望ほぼない山頂で、達成感がない。
三郎がダメなら二郎に期待
全く感動のない万三郎岳の山頂。次に訪れる万二郎岳に期待である。
縦走路であるが、アップダウンがそこそこある。
途中「アセビのトンネル」と呼ばれる場所があるが、花は咲いていない。その代わり、ところどころでスズメバチがいらっしゃる。
万三郎岳から進むこと1時間。何かが見える。
まさかの展望のない山頂パート2に至る。渋すぎる。
一応、万三郎よりは開けているのだが、雲の多い天候のせいもあるが、カメラを構える意欲が全く出てこない風景である。。。残念なことこの上ないが、さっさと撤退。ここから1時間かけて登山口に戻ったのであった。
天城山の良いところ残念なところ
正直なところ、登った後に感じたのは、
「なぜ百名山になってるの?」
本日は雲が多く、さらに前日の雨で地面も濡れていて歩きづらい、と言った面もある。しかし、終始樹林帯をアップダウンするだけで、ご褒美になるはずの展望もそれほどのものではなく、ハッキリ言えば高揚感が全くなく終わってしまった。
ネットで調べると、どうやらこの山はシャクナゲをはじめとする「花」が売りのようで、今回はどうやら花のシーズンを外れてしまったようだ。その一方で、やたらスズメバチと遭遇したこともあり、高揚感のなさとともに正直印象は良くない。
ただ、敢えてポジティブに考えれば、登山道そのものは起伏あり、手を使う場所もあったりと変化は結構ある(淡々とはしているが。。。)。また、特にシャクナゲコースの序盤は、苔に覆われた岩や木々も多く、雰囲気としては悪くはない。
この日はお気軽に歩き回るため一眼レフではなく、SONYコンデジで臨んだ。考えてみたら、登山に本格的に使うのも初めてだったかもしれない。シャッターを押せば最適な写真をとってくれる反面、自分がこんな感じで撮りたいな、と思ったときになかなか自分好みで撮るのが難しい。。。慣れの問題かもれないが。
なかなか記事にしづらい山だったが、一応これで百名山の1個を制覇だ。
下山後、伊東で電車を待つ間に一杯。鮮魚と地酒、素晴らしい。
おしまい。
(オマケ)
なんとこの高揚感なき登山の記事が、ブログ100個目という節目の記事でした。。。