K10's Memorandum

いきなり登山が好きになりました

【通過】最も近くて遠い百名山 丹沢山へ到達するの巻(2018年5月12日)

初心に戻って登山をしたい

なぜか、Hatena Blogで写真がアップできない状態になってしまい、投稿は久々である。少し前の登山であるが、気を取り直して書いていこう。

5月中旬、週末の登山プランを話し合っていると、登山中にしばしば「顔面蒼白」になる友人は、「初心」という言葉を口にした。「初心に戻る」もなにも、我々は初心者じゃないか!と心の中で思ったが、淡々と登りたいようだ。甲武信ヶ岳鷹ノ巣山あたりが思い浮かんだが、丹沢に行くことで合意となった。塔ノ岳は何度も立ち寄ってるが、ヤビツ峠、あるいは鍋割山から塔ノ岳を経由することがほとんどで、そのまま塔ノ岳から大倉尾根を下ることが多い。これまで丹沢山まで足を伸ばす機会はなかった。

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こちらはキャサリンのほう。(前から名札あったっけ?)

 

 

初夏の登山道は気持ちが良い

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ヤビツ峠や鍋割山からのアプローチでは丹沢山は遠すぎるので、大倉尾根(バカ尾根)を登っていくことになった。お馴染みの大倉バス停、しかし、どんぐりハウスは本当に閉鎖してしまっていてガッカリ。

 

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ひたすら単調な上りが続くのだが、なぜかこの道は性に合っているらしく、嫌いではない。

 

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5月中旬。新緑がとても美しい。

 

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オラオラと登っていく。いつにも増して軽快な登り。冬山と違って荷物も装備も軽いのが良い。ただ、気温が。。。結構な汗に苦しむ。

 

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ノ岳到着。いつもなら、ここに到着すると一息つくのだが、今回は通過点。なので、記事の中でもあっさりとした取り扱いにしてみた。ここまで2時間半なので悪くないペースである。

 

本日の目的でもある丹沢山への稜線歩き

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非常に天気が良く、富士山もバッチリ。

 

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さて、丹沢山へ。2.6キロは、遠くもないが近いわけでもない。地図上は1時間半となっている。山荘の脇にある道から出発するのである。

 

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いきなり下り始める。稜線歩きとはいえ、ある意味縦走なので、下って登りかえして、が続くのはやむなしか。

 

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やはりバカ尾根とは様子が違う。もっと山っぽい感じがする。鍋割山から塔ノ岳への縦走路に少し似ているか?過酷さはほとんどないが、登って降りてを続けての移動が続く。

 

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植物には疎いが、なんだか沢山のキレイな花が咲いている。

 

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30分も歩かないうちに、結構標高下げたな〜、と思い振り返って見ると、塔ノ岳の尊仏山荘が遥か彼方に見える。一山下って来たような錯覚に陥る。

 

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前方に山がいくつか見えるが、どれが丹沢山かよくわからないまま、道なりに進む。

 

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しばらく進むと、樹木が減っていっきに開ける。特に上ったわけではないのだが。

 

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なかなか素敵な稜線ではないか。ちょっと大菩薩嶺っぽい。関東にこんな場所があるんだ、と驚きつつ歩みを更に進める。

 

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途中撮影した一枚。お見事です。

 

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植生保護のため、木道のエリアもかなりあった。

 

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恐るべし丹沢。こんな場所が奥の方にあったんだ。もはやバカ尾根のことなど全く忘れてしまった。この塔ノ岳から始まる丹沢主脈縦走路に入ってから、登山客も一気に減少。ノンビリとした気分で気持ちの良い登山ができる。

 

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何となく終わりが近そうな雰囲気である。後半は木道多し。

 

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この先を登るとゴールとなる。

 

唯一期待外れの山頂

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到着!塔ノ岳から1時間ちょっとで来ることができた。この百名山は、意外に近いではないか。

山頂スペースは思いの外広大なスペースがあった。とりあえずランチ休憩をしたのだが、丹沢山の山頂からの眺望は、それほど「秀逸」というわけではなかったのが残念。写真もあまり撮らなかった。看板に「蛭ヶ岳」を示す案内があって少し揺れ動いたが、ここから3キロ以上となると、ちょっとToo muchである。

 

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来た道を引き返す。百名山の所以は、この稜線か?それくらい気持ちいい。

 

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神奈川県にいるとは、俄かに信じがたい。そう思いながら、塔ノ岳に引き返した。

最後に

大倉尾根登り2時間半、塔ノ岳〜丹沢山が1時間ちょっと、丹沢山〜塔ノ岳の帰りが1時間、そして大倉尾根下りで2時間。塔ノ岳と丹沢山で休憩をしたりしたので、トータルで7時間ちょっとの行程となった。率直な感想として、オススメ!である。今まで暇つぶしというか、遠出が面倒で塔ノ岳に向かっていたが、これだけの稜線歩きの機会を無駄にしていたと思うと、非常に残念な気持ちになる。登山客も少なく、登山道も素晴らしく、まだ行ったことがない方には、是非、いつもより1時間でも2時間でも早く出発し、ここを目指して欲しいと思う。

標高1,500M付近も寒さはあまりなく、いよいよ夏が近づいていることを実感した。今回のルートは危険な場所は全くないのだが、やはり歩行距離が長く、水の消費量が異常に多かったのが印象的な登山でもあった。

今回は短めですが、これでおしまい。

 

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