【難題】登山靴選び。しかし、他人の登山靴を選ぶという変な話
登山ショップの店員さんを尊敬できる話
先週に引き続き悪天候な週末である。しかも、大型台風接近とあっては、最初から登山と言う選択肢はない。そんな中、私の知る新進気鋭の山ガール入門者が、My登山靴を買いたいとのことで、お伴することにした。この人物、これまで既に6−7座を経験しているが、何と、他人から譲り受けた登山靴を履いていたらしい。さて、自分は、この人物の靴選びに何か貢献できるのだろうか?
なお、今回の記事は、写真はゼロなので悪しからず。
新進気鋭な者が探しているもの
メーカーや型は不明だが、どうやら「ローカット」で「そこそこ硬い」登山靴を履いていたようだ。普通に歩く分には問題はないが、長時間登山道を歩くと、小指や踝あたりが靴の内部で当たって痛いらしい。譲り受けた靴であれば、それもやむなしか。
- 捻挫癖があり、石とかが入り込むのは嫌なのでローカット以外がいい
- 一般登山道中心なので、重すぎる靴、硬すぎる靴は避けたい
- 派手な外観は好みではない
ざっとこんなご要望であった。まずは新宿西口の石井スポーツへ。どうもここでは気分が乗らないようだったので、東口のビックロへ。ここの靴コーナーは、結構種類も多いし、広々としているのでゆっくり選べるはずである。
とりあえず直感で選んでもらう
壁にズラッと並んで靴をみて、どれにしてくれよう?と選びかねているようだったので、とりあえず足のサイズを測ってもらう。サイズと大まかな足の形から、店員さんに1足選んでもらい、また、本人には直感で「これがいい!」という1足を選んでもらう。
店の人チョイスはこれ。Caravan Grandking。王道である。個人的にも、一番最初に選ぶなら、キャラバンもいいんじゃないかと思った。
[サロモン] salomon QUEST 4D 2 GTX W L37071500 L37839100 (Deep Blue/STONE BLUE/LIGHT ONIX/25)
- 出版社/メーカー: SALOMON
- メディア: Shoes
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そして、ご本人チョイスは、なんとSalomon Quest
実際お店に置いてあった色はこれではなく、ピンクと言うか赤。いかにも登山靴、という線ではなく、こんなスポーティな線を選ぶとは、なかなか出来る。
とりあえず、両者をじっくり履いて感触を確かめてもらった。
。。。。
。。。。。
。。。。。。
何度か履き比べたところ、Salomonは踝があたってダメということで、やはり少し幅に余裕のあるモデルが必要なようだ。Grandkingはそこまでシビアな幅ではないため、割とフィットしていたように思われた。そこから15分くらいプラプラ歩かせたところ、「うーん」という声が聞こえる。どうやらこれも、踝があたるようだ。
足に合う靴を選ぶためには時間がかかる
店員さんを交え作戦会議。
足の甲や指先はノーマルなのだが、どうやらカカトと踝が若干大きいようである。これは、甲高で、カカトが小さい自分にとは正反対ということになる。モンベル、テクニカと試してあまり良い反応がない。すると、店員さんが、別の箱を取り出してくる。
ザンバラン パスビオである。
それまで試しに履いた靴よりも固めであるが、歩きづらさは全くなく、ちょうどいいホールド感のようである。ただ、硬めなので、更に数十分放置して様子を見たところ、甲が少し締まると言うことである。しかし、これ、力一杯締め込んだせいであり、緩めて更に様子をうかがう。
実は、この靴は、自分は壁にかかっていたときから気になっていたのだ。
独特のしなやかな表面
全体的に硬めな仕上がり
美しいグレーとラバーの黒
試し履き本人の言う、いいホールド感
これは。。。。。
格好良さに一目惚れして購入したが、その後泣く泣く手放したあの靴に、似てるのである。。。。
結局、この靴をお買い上げとなった。正味3時間くらいだっただろうか。他の人の靴選びは、感覚が自分ではわからないため、アドバイスなどという気の利いたことはほとんど言えるはずもない。とりあえず、後悔しないようにいっぱい歩いてみて!くらい。登山ショップの店員さんも、ひたすら待つのだから、こりゃ大変である。今回対応してくれた方は、足のサイズ(長さ)ではなく、大きさをきちんと見てくれる方だったので、最終的に、足に合う登山靴に辿り着けた気がする。
しかし、ザンバランが足に合うなんて、なんて羨ましい。
きっとスポルティバも合っちゃうのだろう。ジェラシーである。
最後に
試し履きをしてもらっている間、暇つぶしに、自分もそこら辺に積んである靴を試しに履いてみた。先ほどのSalomon Quest 4D2が、自分のジャストサイズが置いてありトライしてみた。。。。
なかなか素晴らしい履き心地。
こんな軽快な靴で山登りしたら、いつもの半分くらいの疲労に抑えられるのでは?
というくらい、いい感じであった。
欲しい。
写真がないと記事のアイキャッチがなくなるので、段ボールを積み上げた...