K10's Memorandum

いきなり登山が好きになりました

【隠れ能力】山小屋泊を振り返る(道具と行動食)

山小屋泊の復習である

無事、夏休みの山小屋泊・燕岳登山が終了した。

 

行動時間が長い登山の場合、色々と気づかされる点が多い。例えば、前回のテント泊では、重量と長距離行動により、数多くの登山で履き続けてきた登山靴で「靴擦れ」を起こした。今回は、幸いなことにそういったアクシデント系は発生していないが、道具のことも含め、今回の山小屋泊を振り返ってみた。

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〜山小屋に重い荷物を置いてきたので軽快に走る男の絵〜

 

 

重量に関する考察

登山道具の話題に行く前に、まずは重量のお話。

前日測定で11.25kg。

  • ウェア類は、レインウェアを除き、全て一度は着用した。
  • 行動食は、非常用のカロリーメイトは手つかず、2個持っていったウィダーインゼリーは1個残り、その他の行動食は、当初372.5g→下山後105g。
  • は3Lで臨んだが、特に過不足なし。

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行動食の携行量は、今回絶妙な感じだったようだ。少し多めに持って行ったつもりだったが、同行したメンバーに配ったり、行動中に積極的に食べるようにしていた結果、最後にジップロックに残っていたのは、塩飴数粒、スポーツ羊羹1本、Soyjoy1本。カロリーメイトウイダーインゼリーも残っていたので、トータルで考えるともう少し削れた気がするが、何せ初めての登山道、道中でどれくらいの食事が補給できるか実感がなく、こんなものではないかと思っている。合戦小屋や燕山荘の充実ぶりは素晴らしく、次回このルートを使う場合は、それも考慮して計画をたてたい。

ウェア類でいえば、終盤の雨(本降り)でも、結局はマムートのソフトシェルで乗り切った。ただ、樹林帯だったから乗り切れたのであって、稜線で強い雨にあったら、迷うことなくレインウェアを使うと思われる。やはりお守りとして毎回持って行く必要がある。

 

靴擦れ対策

今回もマインドルのハイカットシューズを使用。テント泊ほどの重量を担ぐわけではないため、あまり心配はしていなかったが、前回のテント泊での悲劇が強烈であったため、若干対策をした。

 

とりあえず、崩れ対策で定評のあるこのバンドエイドを、カカト付近に装着。粘着力が強く、汗にも負けないため、行動中に剥がれることはなかく、また無事靴擦れもなかった。靴紐の締め方に注意し、靴下もフィットしたものに変更。もともと日帰りでは全く問題なかったので、勝負は次回のテント泊のときだろう。

 

山小屋泊で必須だと感じた道具たち

燕山荘はボトルワインやモツ煮込みが気軽に買えてしまう充実した山小屋であるため、何か忘れても、大抵のものはリカバリーできそうな気がする。そんな中で、敢えて2つ、必須だと思ったものが以下2つ。

  • 【ヘッドライト】消灯後は暗く、また朝早くに準備するにしても手許が暗くてわからない。外に出ても真っ暗で、ヘッドライトがないと相当不便だと思われる。勿論携行して行ったので問題なし。
  • 【サンダル】小屋でいくつかサンダルを置いてあるが、数に限りがあるので、もしザックに余裕があれば、持って行きたいと思った。そう、今回は持って行かなかったのだが、ちょっと小屋の外に出るにしても、登山靴を着脱をするのは意外に面倒である。

 

行動中で活躍してくれた登山道具 Part1(ゼリー)

Mag-on マグオン エナジージェル 新味レモン6個セット

Mag-on マグオン エナジージェル 新味レモン6個セット

 

エネルギー補給用のジェルは色々売っているが、どれもこれも、味が濃くて困る。この黄色のMag-onは、爽快なレモン味で切れ味が最高だと思う。今回初めて使って見たが、しばらく飽きるまでは使おうかと思う。

行動食と言えば、これまでスニッカーズブラックサンダーたけのこの里など、チョコレート系は常に特殊系ばかりを携行していたが、今回は、ストレートに普通のチョコレートを持って行った。食べやすい何で今まで気づかなかったのだろうか。。。。

 

行動中で活躍してくれた登山道具 Part2 (ウェア)

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帷子、ではない。

ご存知のMilletドライナミックメッシ(Drynamic Mesh)

いつも使っているアンダーウェアがヘタってきてしまい、何となく機能的にも落ちてきてしまっていたため、今回はMilletのアンダーを新調。これ、すごいの一言。汗切の能力が半端なく、多湿の樹林帯でもサラっといているから驚き。上に着ていたウェアは汗を吸い込んでいたが、このメッシュ君が濡れたウェアと肌を完全遮断である。欠点は、脱ぎづらいこと(相当タイト)、そして、これを単体で着ることが憚れることか。機能的には申し分なく、是非お試しを。

 

行動中に活躍した登山道具 Part3 (パンツ)

以前、何かの記事で書いたMilletのパンツ。春先から使い続けているやつで、スッキリしたシルエットと、柔らかい作りが気に入っている。(今回はミレー推しが続く)

www.millet.jp

今回、下山時は本格的な雨になってしまい、合戦小屋を超えたあたりからは、かなりのズブ濡れ模様。上半身は防水機能のついたソフトシェルを着ていたが、パンツは、何も考えず、上記のセーニュストレッチパンツだけで過ごしてしまった。「あ、ヤバい、レインウェアパンツを装着しないと!」と気づいたのが第3ベンチあたり。ところが、なぜかもの凄い撥水力を発揮しドライ。。。下山して有明荘に到着したときも、何もなかったようにドライ。カタログでは素材として「耐久撥水」とは書いてあるが、特に防水撥水を推しているようには全く見えず、買った本人も、そんなことは期待していなかったため、改めて驚いているところである。

 

共同生活。。。

燕山荘は信じられないくらい清潔感があり、物資も豊富で本当に驚いた。一方で、初めて山小屋に泊まってみて、一人一畳というタイトなスペース配分は、正直なところ、慣れるまで相当時間がかかる様な気がする。甘ったれるな!というお叱りの言葉を頂戴するかもしれないが、気兼ねないプライベートな空間が恋しくなった。やはり、その意味では、テント泊は魅力だ。重量さえなければ。

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