K10's Memorandum

いきなり登山が好きになりました

【新戦力】ブラックダイヤモンド小型ザック ナイトロ22(赤)を投入

登山は物欲との戦い。

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序論:小型ザックが欲しくなってしまった

全に夏山モードとなり、携行する水の量は増えているものの、普段行く登山であれば荷物は少なくて済む。しかし、ここで問題が。小型ザックを持っていないのだ。正確に言えば、5年ほど前に旅行用に購入したThe North Faceのリュックがあり、低山などはこいつを利用していた。ただ、もう5年もたてば色々問題も発生していたり、荷物の納まりも登山目的で考えるとイマイチなリュックでもある。

このため、夏だろうが冬だろうが、Ospreyケストレル38が、テント泊を除き毎回稼働しているような状況が続いている。このザックは評判通り、もの凄い使い勝手がよく、スタイルもいいし、頑丈である。値段もリーズナブルで、かなりオススメである。ただ、夏山に38Lは大きすぎる

しかしである、登山道具の店に行けば、小型ザックは山ほど種類がある。それこそ、街用でも使えそうなものも置いてあるため、この中で選ぶのは面倒で、毎回選んでいるうちに買うのを諦めていた。

 

ある日曜日にビックロに寄った

人の友達の誕生会なるものが開かれ、昼からお酒を飲んでいた日曜日。帰り道に、酔い覚ましを兼ねて新宿側に歩くことにした。テクテク歩いていると新宿3丁目付近に接近し、ビックロがあることに気づく。そう、この最上階には登山ショップがある。涼みがてら上に上がって、ザックコーナーへ。

沢山ある。いっぱいある。山ほどある。

小型ザックを色々試し、Milletのザックがカッコイイと思った。街用でも使えそうなくらいスタイルがいい。あとは、GREGORYも相変わらずいいし、中型ザックと同じOspreyの小型版も悪くない。悩む。

そして、セール品のワゴンに気づく。

 

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こいつが、3-4個置かれていた。

 

NITRO22(赤)と遭遇

第一印象は、薄っぺらい、頼りない感じ。そして、何より、!こんな派手な赤色は、流石にウェアと合わせづらいし、良い年の男が背負うにはちょっと派手すぎ... セールワゴンに置いてあったNITRO22は全てこの赤色。そりゃ売れ残るだろう。

ケラケラ笑いながらいたのだが、折角手に取ったので、試しに5kgの重りを入れてみた。スーッと吸い込まれるように簡単に入る。そして背負ったら、なんか凄くしっくり来るのである。ピッタンコ、という感触であり、重さが全く気にならない。

しかし、この赤は...と悩むのだが、セール品で30%くらい安くなっていたこと、このフィット感、後で書くが雑に扱っても良さそうな質感などなど...お買い上げである。

Black Diamond(ブラックダイヤモンド) ナイトロ22 BD53092 ディープトーチ(DT) M/L

Black Diamond(ブラックダイヤモンド) ナイトロ22 BD53092 ディープトーチ(DT) M/L

 
  • ナイロンで出来た小型ザック
  • 容量は22L
  • 重量は900g(軽ッ)
  • セール品で赤しかなかった

 

家で外観などをチェック

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いザックである。見ての通り、材質が既に「水に強そう」で頑丈そう。

 

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大黒柱Ospreyと比較。幅は一回りくらいだが、背丈が全く異なる。

 

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こう見ると、薄っぺらいという第一印象がわかってもらえると思う。そして、ベローンと開くファスナーが印象的である。また、写真でわかりづらいかもしれないが、この小型ザックは、フレームがちゃんと入っているのだ。

 

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上から撮影。これだけガバっと開くので、店頭で重りを入れるのも楽だったのだ。

 

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ポケットは残念ながら、22Lザックなので小さい。貴重品、日焼け止め、行動食くらいで止めるのが無難なサイズ。

 

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サイドポケットがでかい。500mlのナルゲンボトルは余裕である。口部分がキュッと締められるので、安定性も抜群である。また、背負ったまま取り出すのに絶妙な配置になっていて感動する。

 

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腰ベルトは細いが、右側にはポケットあり。iPhoneは余裕で入る。

 

荷物詰め込み開始。予想以上に色々入って驚く

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これは四阿山に行くときの装備。

  • 水3リットル
  • 行動食
  • ウイダーインゼリー2個
  • レインウェア上下
  • 救急道具とヘッドライト
  • ソフトシェル
  • 着替え(青スタッフバック)
  • 映っていないがサングラス、一眼レフカメラ

着替えは温泉道具と、帰りの着替えが一式入っているので、結構大きくなっている。写真でこうやってみると、22Lのザックに入るのかいな?と思ってしまう。

 

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収納。右のサイドポケットには、ナルゲンの1リットルのボトル。キュッと入口部分を占めると、このサイズでも見事に安定してくれる。

...さて... しかし、まだ2リットルの水が入り切っていないではないか?と思うだろう。

 

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なんと、ここにデッカい収納スペースがあるのだ。このスペースもベルト調整で入口がキュッと締まるので、容器が飛び出すこともない。2リットル容器が入るのだから、相当なスペースである。そしてまた、底が意図的に穴が空いていて、「濡れたものを収納する」ための設計になっている。背中から遠いところに重い水を入れることになるが、このサイズのザックだと、そういうことはそれほど気にしなくても大丈夫である。

 

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全部収納完了。しかも、まだ若干内部に余裕あり。驚くことに、この状態から一眼レフ、そしてお昼ご飯(おにぎりとか)も収納できたのだ。キミ、本当に22L?

 

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そして、一眼レフのホルダーもセット出来た。

 

実際に四阿山登山で使用してみた感想は◎

夏山の四阿山で、約6時間暑い中で背負ってみた。登山記録にも書いた通り、暑さ+高湿度、そして最期は雨にも遭遇。試すには良いシチュエーションだ。

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背負うとこんな感じ。やはり、小型ザックという感じである。気になる色も、そこまで異様な感じでもない。(ちなみに、左側にもサイドポケットがある)

さて、使用した感想は以下の通りである。

  • 重量感】かなり荷物満載だが、全く重さを感じないフィット感である
  • 【ムレ】高温多湿の樹林帯でも、背中が暑くなることはし
  • 【アクセス】雨が降ったり止んだりでファスナーを開けることが多かったが、ペロンと開く大きな口のおかげで、とてもアクセスしやすい。
  • 【容量】前述の通り。22Lとは思えない収納力。
  • 【安定感】小型で薄手生地であるが、フレームが入っているので、パッキングで気を使わなくていい。また、背負い心地はやはり安定する。
  • 最初に2L水を入れた収納部分は、水がなくなった後は、空の容器、濡れたタオル、行動食のゴミなど、ザック内に入れておきたくないものを、どんどん導入できて便利。良い意味でゴミ箱みたいである。

安定感というか、フィット感を示す他のエピソードとして、この登山中、に追われて2度全力逃走しているが、ザックが安定してとても走りやすかった。走りたくなかったが。

 

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豪雨遭遇後の状態。中は無事。優秀な子である。

 

まとめ

欠点は、1回使用しただけでは見えてこなかった。それよりも、22Lの小型とは思えない収納パフォーマンスの良さ、フィット感が印象的。セールで直感的に買った1品だが、夏の日帰りではかなり重宝しそうである。このザックが世間的にどういう評価かはわからないが、なぜこいつが大幅値引きになっていたのか、よくわからない。

 

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登山記録本編は以下のリンクです。 

s-d-k10.hatenablog.jp

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