K10's Memorandum

いきなり登山が好きになりました

【初めての靴】ザンバラン コルネット GT (Zamberlan Cornetto GT)

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この靴、某登山用品専門店で購入した、最初の登山靴 ザンバランのコルネットGTという靴。ネットで少しだけ調査はしていたけど、当時、店員さんの勧められるままに購入してしまった。ネットで色々物色していたときは、初心者向けの定番として「キャラバン」や「コロンビア」のカッコいい色の靴がいいな〜と思っていたのだが、いきなり初心者がヌバックレザー。。。

zamberlan自体はとても有名な登山靴のメーカー。このときは知らなかったが、フジヤマという靴はとっても評判がいいそうだ。しかし、こいつ(コルネット)はレアキャラのようだ。登山道で人とすれ違う時、どんな靴を履いているのかな?とよく観察してしまうが、まず、この靴を装着している人に会ったことがない。ちょっと登山というものをトライしてみよう、という人には明らかにオーバースペック。オールレザーなので重量(片足760g)があり、間違ってもフワフワ快適!ということはない。かといって12本刃のフルアイゼン装着するほどの強度にも乏しい。

何となく中途半端な気もするが、雪や氷の世界を除けば、どの場面でも問題なく突入できるし、何よりも、歩行技術すら危うい適当な歩き方をしていても、これまで足のトラブルゼロ。幸運にも足の型へもフィットも悪くない。普段、靴擦れしたり、また捻挫癖があるのだが、そういった不幸な出来事とは無縁でいられている。なので、他の人にはどうかはさておき、自分には、良い靴、と言える。

 

【外観/仕様】

  • 表面はオールヌバックレザー。
  • ラバーはつま先部分のみ。(サイド、後は、レザーのみ)
  • 中はゴアテックス(?)と思われる。
  • ソールはビブラム製

 

【気に入ってる点】

  • サイズを大きめ(実寸26.5cmの足に対して、靴はEUROサイズ44を買ったこともあるが、兎に角、足入れが恐ろしいほど
  • 逆に締めようと思えばキツく履ける。思い切りヒモを締めればタイトに、緩めればブカブカに履けて、結構調整ができる。オールレザーならでは。
  • 真夏に長時間履いても、案外蒸れない。水や泥に強いし、余程高山とか雪山以下ない限り、力負けすることもない。
  • オールレザーなので、メンテナンスが楽しい。
  • グニャッとしていないので、軽アイゼンは装着可能。ちょっとした残雪には対応。

【残念でならない点】

  • スニーカー比較で申し訳ないが、軽快ではない(760g)。ただ、この靴が初めての靴で、他の登山靴は全てこいつより重いので、実際に「重い」と感じたことはない。
  • 長所の裏返しだが、用途として中途半端。バックパッキング用の靴であれば、通常、靴の淵をグルッとラバーが囲むが、こいつはつま先部分だけ。このため、岩場や鎖場連続の場所では力不足かも。実際、ラバーのない部分に傷が....
  • 本格的なアイゼンは装着は厳しく、無雪期専用。
  • 最初に付属する靴ひもが、とてもダサイ。
  • 写真はワックス塗っている状態だが、何もしていないスッピン状態は、お世辞にもクールとはいえない。

意外に欠点はない?

以下、所有者バイアスがかかっているのでご留意を。

購入するかどうかは、自分の足へのフィット感が第1だが、どこにどうやって登るか?で決まるような気がする。雪のない時期で、日帰りとか1泊くらいであれば、こいつに問題は感じないと思う。雪山に行くなら、どうせ冬用登山靴が必要になる。雪山という想定を除けば、この靴でカバーできる範囲は結構広く、どこでも大丈夫。一方で、こいつの重量を考えれば、軽量のトレッキングシューズと、バックパキング用の登山靴を別々に購入した方がストレスは少ない、という見方も出来る。

自分はこいつが最もライトな登山靴である(本当のハイキングシューズを除けば)。このため、低山ハイキングに行きましょうとなってもこいつを履くし、雪がなければ、高山帯でも履く。ただ、レザーなので締め付けが出来るとはいえ、サイズ感としてはゆったり目でフィッティングしたので、岩場とか足場が不安定なことがわかっている時は、もっとホールド感のある靴で行く。

 

最後に

積雪期は流石に出番は少なく、冬はお休み。長所のところでも書いたが、とりあえずは、某靴磨き動画を参考に、ローションとワックスでテカテカにしてみたのが、冒頭の写真である。なかなか美しい仕上がりになった。購入してからしばらくは、水洗い+保革効果のあるスプレー、だけのメンテナンスをしていたが、手入れ直後はいい感じに仕上がっても、次に使う頃には革がパサパサした感じになる始末。ローションとワックスで、買った時とは色合いが全く変わってしまったが、明らかに強度が増しているし、泥だらけになっても、簡単に落ちるようになった。ローションとワックスを最初から使用しなかったので、最初の「適当メンテナンス」時代についた「シワ」が、今も残っており、これは後からではいかんともし難い。使い始めからお手入れすれば良かった。

登山グッズのレビューページではないので、とりあえずはこんなところで終わりにする。もし同じ靴を持つ同志がいれば、非常に嬉しい。

 

【追加】

ローションとワックスを塗った後、シューズクリームを塗った記事を追加。

 

s-d-k10.hatenablog.jp

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