K10's Memorandum

いきなり登山が好きになりました

【DRY】日帰り登山の限界を試すべく蔵王山へ(2018年8月13日)

ギリギリ楽しめるかどうかの境界線

の日(8月11日)を避けて登山計画を立てようとしたのだが、「テントラ」曰く、近場の山域は登山不適。大気の状態が不安定なようだ。2ヶ月ぶりに登山に繰り出す友人は、悪天候は避けたいということなので(そりゃそうだ)、計画を立てつつも、既に候補はかなり絞られている状態になっていた。

IMG_8332蔵王

ばれた蔵王山は、百名山のひとつ。積雪期であればスノーモンスターで有名な場所であり、また単純にスキー場としても有名だ。事前調査をするまでもなく、山頂付近までバスやリフトでアクセスできることから、敷居の低い百名山のようだ。

 1週前に北岳テント泊をやった後なので、今回は緩い登山である。

  • 日帰り登山の限界点か?
  • マッタリ登山
  • 登山道は迫力満点あり(熊野岳へ)
  • 核心部の風景はさすが百名山
  • 絵葉書のような風景
  • 最後に
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【回収】北岳テント泊の備忘録(テント、小屋、道具編)

8月初旬に突撃した北岳テント泊は、過去の「お泊まり登山」に比べるとアクシデントが少なく終えることができた。少しは学習能力があるということか。今回の記事は、前回アップした登山記録本編では収録できなかったことを書いて行こうと思う。

 

荷物とザック

北岳つり橋

既にアップした通り、今回は久々にGREGORYのバルトロ75を使用した。使い心地に全くの不満もないのだが、ウェストベルトがデカいため、公共交通機関の移動でとっても邪魔になる。このため、本当に必要な大荷物登山限定となってしまっている。ただ、特急「あずさ」「かいじ」の新しい車両は、荷物棚には楽々載せることができる。厄介だったのは広河原までのバスか。

 

登山口

最近はマットにTHERMAREST(サーマレスト)のZ-Lite SOLを使ってばかりいるので、ザック内は少しだけ余裕がある。以前はモンベル製のインフレート式のマットも使ったことはあったが、寝心地にあまり差はないし、重量とザック内で嵩張る点も考慮してサーマレストに切り替えた。

ザックの中身は、あまり目新しいものはない。

  • テント泊一式:テント、マット、シュラフ、テントシート、枕。
  • 食糧:道中に小屋もあるので3食分。その他行動食は多めに。水は3リットル。
  • ウェア類:シャツ、下着、靴下、タオルなど一式。防寒着は、フリースと薄いダウンは携行した。
  • その他:調理器具、ランプ(2個)と予備電池、エイド一式、虫よけ、日焼け止め、小型バッテリー、サンダル、一眼レフカメラ、小型三脚。

ツッコミどころ(軽量化の余地)もたくさんあるかもしれないが、特に重すぎず、軽すぎずであったのでこれで良いという事で。

 

テント泊でのウェアとレイヤリング

北岳2018.2

真夏の登山、下界の甲府市は日中最高気温が39度という状況。樹林帯の長い南アルプスは、湿度の高い登山道での行動時間が長いので、汗がすごい。一方で、稜線に出て3,000Mを超えてくると、風が吹くと寒い。

行動着

自分はMilletのドライナメックメッシュにPatagoniaのキャプリーンミッドウェイトの組み合わせにした。キャプリーンのミッドウェイトは中厚手になるので少し暑い気がしたが、速乾性も高く問題にはならなかった。というより、薄手の長袖を持っていないだけだったりもする。。。

多分、キャプリーンのライトウェイトとか、あるいはモンベルのジオライン長袖にTシャツくらいにした方が、より爽やかに登れるかもしれない。半袖で気にならない方は、半袖の2枚重ねか。

防風防寒

北岳早朝登り

天気が非常に良い登山行だったが、防風も防寒も必要だった。フリース(R2)も、稜線歩きの最期の方やテントで寝る際は着用。防風もPatagoniaのフーディニは、稜線歩きでは必須。やはり3,000M級は夏だと思ってはいけないようだ。

 

白根御池小屋のテント場

IMG_7970北岳2018

広河原の登山口と北岳山頂の直線距離の中で、白根御池小屋はどちらかというと登山口寄りにある小屋ではあるが、小屋もテント場も大勢の登山客で賑わっていた。宿泊していなくても、食事を食べることはできるし、飲料水(写真の赤色の服を着た男性がいる蛇口でゲットできる)も入手可能。なんというありがたいことか。お礼の気持ちも込めて、後々、いろいろなものを買わせていただいた。

 

IMG_7934北岳2018

テント設営。なぜか茂みに近い端っこの方の場所を確保。夜、明かりに導かれた虫の襲撃に苦しむことになる。

 

IMG_7935北岳2018

これが御池か?まだ早い時間だったのでテントの数は少ないが、この後団体がやってきて、あっという間にテント場はいっぱいに。

 

IMG_7938北岳2018

設営終了後、まだ陽も高いため、本日の行動着を天日干し。

 

IMG_7948北岳2018

テント設営がひと段落したので、小屋の「Cafe」に行き。

 

IMG_7973北岳2018

生ビールを入手した。最高。雲の向こうは鳳凰三山

 

IMG_7981北岳2018

ビールをジョッキで二杯飲んだ後、夕食時はワイン。小屋で入手。すっかり気分がよくなったので、翌日の準備を確認して、630就寝。ヨッコラショと横になって一瞬で寝落ちた。シュラフに潜り込むこともなく。。。

案の定22時に目覚める。。。

 

北岳 2018夜

星空が綺麗だったので、道具を取り出して撮影開始。ただ、雲が多くて綺麗に撮れず、撮影の技術というか設定も適当だったので、北岳をフレームに入れて見せられるのもこの1枚だけ。23時にテントに潜り込み、虫がブンブンとテントの周りをパトロールしている音を聞きながら再度寝た。

 

靴のエマージェンシー

約1年前に同じ南アルプスに臨んだ鳳凰三山のテント泊。

終盤に靴擦れが発生し、最低な気分での下山となった。後にも先にも、こんな酷い靴擦れを起こしたことはないが、ある意味これがキッカケでLOWAチベットの購入に至った。

 

北岳下山中

今回は靴トラブルは発生せず、無事終了。下山で飛ばしすぎて、最後は脚がバテてしまったが。。。重い荷物になって、一層、チベットの安定感を実感した。

 

IMG_7944北岳2018

もう少し軽いと嬉しいのだが、安定感とのトレードオフはやむなしか。

 

夏登山の熱中症対策

ある程度標高が高くなっても、夏登山は湿度も相待って動き出すと汗が吹き出す。水分、塩分の補給をしてはいるが、それだけでは厳しいものがある。そこで、同行した先輩を真似て、クールダウンを取り入れてみた。

 

北岳 2018手ぬぐい

手ぬぐいである。小屋で購入。

 

IMG_7931北岳2018

小屋や道中では南アルプス天然水にキンキンに冷えた状態でアクセスできる。手ぬぐいに水をたっぷり含ませ、首にぐるっと巻きつける。最初はそんなの効くのかい?と疑心暗鬼だったが、試してみると、この威力のすごさに脱帽。タオルでもできるので、是非次回以降は最初から取り入れたい。

 

今回は、これでおしまい。

 

北岳テント泊の本編記事は以下となります。

s-d-k10.hatenablog.jp

 

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【パンパン】夏テント泊で北岳へ出撃だ(2018年8月3日−4日)

南アルプスは最高です

登山計画は突然作られた。数日前に偉大なる「先輩」より登山の招集。お互い多忙な身のため、仕事の状況、天気、プライベートの空き具合が合致した8月の第1週の週末の出撃先は、何か特別な場所である必要がある。北岳だ。日本第2位という誇らしい標高にも惹かれるが、やはりアルプス」に惹かれるのだ。異世界感漂う北アルプスも好きだが、南の方が好き。

IMG_8287北岳2018

  • 北岳入門者が選ぶルートはコレ
  • 南アルプスの醍醐味、それはマイナスイオン
  • 写真のない登山、それが夜登山(草すべり朝)
  • 朝焼けの中、小太郎尾根分岐から北岳の肩へ
  • 北岳の肩から頂上へ
  • 標高日本第2位の山頂
  • 草すべりを滑り降りてテント回収
  • 最後に
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【修行4】久しぶりのテント泊にワクワクしながらパッキングするの巻

自動的に加重されるものがある

日帰りではない、いわゆる「お泊まり登山」は、今シーズン、まだこれでたった2回目である。仕事が妙に忙しいのと、週末に襲いかかる様々なイベントで、登山計画もままらない状態が続いたこの数ヶ月。しかし、ようやくこの時がやってきた。ワクワク感は半端ないのである。

 

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おやつ、行動食、主食。今回は1泊2日で、途中の小屋で食料も調達できるため、全体的に食料は少なめ。。。のはずだったのだが。

 

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なんとトータル1.27kg

 

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たぶん使わないと思うが、今回はチェーンスパイク持参。

 

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トロ75登場。最後に使ったのはもう一年前ではないか。テント装備を持参するとなると、流石にいつもの40リットルザックでは入らない。

 

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軽く詰め込んでみた。

バルトロは自立できないという欠点を持っているのだが、サーマレストのマットをザックのお尻に括り付けると直立する。偉大な先輩が先日発見した小技である。

さて、恒例の計測。。。

13.45kg

まだ水を搭載していないので、約17kgとなる。1年前の鳳凰三山では、余計な荷物がありすぎて19kg弱(テント泊)。小屋泊の時は、水搭載後で11kg強。やはり、テント泊の場合、バルトロにすることでザックそのものが1kgアップし、テントやマットで3kgアップ。さらに、食料も入るので、まーこんなものか。。。

よっこらしょ、と背負ったが、思ったほど重くはないが、やはりこれで登り続けるのはつらいので、もう少し積荷を見直そうか。

 

とりあえず、行ってきます。

 

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【一途】登山用のサブカメラを買い換えた(SONY RX100シリーズ)

今週も登山に行こうか迷ったが、遠征して高山に臨む準備をしておらず、かと言って近郊の山で灼熱地獄に悶絶するのも嫌なので、とりあえず東京で平和な週末を過ごすことにした。そこで、ここ数週間悩んでいた、ある事案について結論を出すことにした。

ラ購入である。

  • 沖縄にてサブ機故障
  • カメラ選びはインフレとの戦いである。
  • 同じモデルに落ち着いた理由
  • 瓜二つのM3とM5
  • 試し撮り
  • 登山目的で使用する場合の懸念点
  • その他の候補となったカメラ
  • 最後に

沖縄にてサブ機故障

登山では、可能な限り一眼レフを担ぐようにしているが、お手軽登山の気分の時は、やはり軽いカメラがいい。だから、そういう時は重量も軽くて、コンパクトなコンデジを使用している。 

SONY デジタルカメラ Cyber-shot RX100 III 光学2.9倍 DSC-RX100M3

SONY デジタルカメラ Cyber-shot RX100 III 光学2.9倍 DSC-RX100M3

 
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【抜群2】リハビリがてら平標山へ進む(2018年7月14日)

1ヶ月ぶりの登山!

仕事量が急増しているところに、冠婚葬祭やら来訪者やらが重なり、6月の登山はたった1回(安達太良山)。今年は登山に行く回数が激減してしまっている気がする。7月に入り、先週の週末は悪天候、そして今週、ようやく天気も良さそうなので、久しぶりの登山計画に取り掛かった。しかし、運が悪いことに、同行者がいない。。。ようやく見つけたのが「新進気鋭の若者」だ。新進気鋭と言っても、登山を始めてもう1年が立つので立派な経験者でもあるのだが、「ガチ」登山はイヤ、というワガママを。そうして選ばれたのが、谷川連峰の端っこの山で、素晴らしい稜線歩きができる。アクセスもいいし、コースもほどほどの長さだ。考えてみれば、自分も1ヶ月ぶりだし、多忙な6月の生活で、体が弱っている可能性もあるので丁度いい。

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平標山から仙ノ倉山への稜線

  • 言うまでもないが、オススメ度高い山
  • 思い出した苦しい登り始め
  • 温度、湿度、そして。。。
  • 平標山までの稜線歩き
  • 非ガチ登山のルール
  • 最後に

 

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【ハンパね】夏山の安達太良山も素晴らしいではないか!の巻(2018年6月2日)

化粧をしない方が好みです。

丹沢山に行った後、知人や職場の仲間との近郊の山に出かけたりしていて、3週間ぶりに登山中にいつも「顔面蒼白」になる友人と連絡をした。どうやらReady to goらしい。山の天気予報を見ると、週末は広い範囲で好天が望めるとのことで、八ヶ岳、日光、奥秩父などの候補は全てOKであったのだが、東北側に足を伸ばしたいということで、良山を選んでみた。なだらかな稜線が何とも印象的な東北の百名山は、昨年雪山登山で行ったことがあるが、無雪期は初めてである。この山はアクセスや展望も素晴らしいことに加え、何というか名前が好きだ。

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牧歌的なスキー場のある奥岳登山口から始まる。 

  • アクセスと登山コース
  • 勢至平からくろがね小屋までの登山道
  • 山頂まで1時間ちょっとのはずが。。。
  • 山頂へ
  • ランチを食べながらこの後のことを考える。
  • 引き返す時がやってくる
  • 最後に
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