K10's Memorandum

いきなり登山が好きになりました

【非登山】何もしないために修善寺へ向かうの巻(2018年2月23日)

今回は登山ではない

数ヶ月に一度投稿している「登山ではない」記事である。幸運にも3連休の週末をとることができ、色々な経緯もあり、修善寺に向かうことになった。仕事が一段落して、通常であれば山に向かい、綺麗な空気と絶景で癒されるハズなのだが、登山も準備が大変だったり、行き帰りの公共交通機関のことを考えると面倒な部分もある。このため、本当に「何もしない」ために温泉宿に向かうことにした。

 

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選んだ場所は修善寺。もちろん地名は知っていたし、伊豆にあることも存じ上げていたが、無性にこの地名に惹かれて選択。何の前提知識もない。きっと寺があるのだろう、くらいのレベルで乗り込む。新幹線で三島へ向かい、そこからローカル線へ乗り換える。駿豆線というらしいが、何て読むんだ?このマッタリした電車で30分で着く。

 

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駅からバスに乗り10分もせずに修善寺温泉に到着。修善寺に早く到着しすぎて、チェックインできず。宿に荷物を預けて、とりあえず温泉街(?)をプラプラする。

 

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温泉街のマップを入手してまず向かったのが『竹林の小径』と呼ばれる場所。平たく言えば、竹があるだけであった。悲しいかな、マイナスイオン的なものは登山で存分に経験してしまっているため、竹だけではちょっと物足りない。

 

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何だか立派な温泉旅館である。本日の宿はここではない。

 

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続いて、修禅寺にやってきた。寺である。いや、それ以外の感想はない。

 

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寺だ。地名は修寺で、このお寺は修寺。何ででしょうと思いググってみたら、昔はお寺の名前も修善寺で、途中(といっても大昔)に改名したらしい。

 

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本日はソニーコンデジ。荷物を増やしたくないので、一眼レフはお留守番となる。

 

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温泉街であり、温泉がメインであるためか、あまり驚く様な場所はなかったが、何も考えず温泉街を歩き回る。途中、坂を発見。

 

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あたりはグルっと小さな山に囲まれているので、少し歩くと、登山道の香りがする場所が出てくる。そういえば、修善寺からは百名山天城山も近いはず。駿豆線の車窓からも、急峻ではないけど立派な山々が見えた。そうか、登山して温泉宿に泊まる選択肢もあったではないかと考えたが、もちろん後の祭り。

 

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こんな感じの小さな山、というか丘。

 

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小さな山を降りてきたところで、チェックイン可能な時間になった。

 

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本日のお宿。温泉宿の世界のことはほとんど無知に近いが、とりあえず評判が良いので予約してみた。修善寺温泉のバス停の真ん前にあるので、ここをバスで訪れる者は絶対に迷わないでしょう。

 

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古くて渋い宿である。正面入口を除き、建物はかなり年期の入った外観だったが、内側は超綺麗である。

 

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内庭の池には鯉がいらっしゃる。鯉の餌が置いてあり、少年がキャッキャしながら餌をまく。しかし、満腹らしく鯉は寄って来ない。5分ほどの間、「スイミー」のCMが頭の中を流れる。絵本ではない、そういう魚の餌のCMがあったのだ(今も売ってるのか?)

 

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お宿のHPにも掲載されているアングルから中庭を一枚。

 

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部屋もとっても広く、綺麗で、くつろげる(写真は電話だけ)。とりあえず、内線9番に電話して、ビールを注文。4時くらいからダメ人間が始動した。

 

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部屋に備え付けられた露天風呂。1泊で3回浸かってみた。大浴場露天風呂2回、貸切露天風呂1回なので、滞在20時間で6回の入浴。8時間寝てるので、2時間ごとに風呂に入っていた計算になる。

 

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食事をする場所とは別に、湯上がりにゆっくりするスペースがある。漱石の何とか、という名前がついていた。どうやら、ここ、夏目漱石に何か縁があるお宿らしい。無料のコーヒー(自分で豆をひける)、無料の牛乳とコーヒー牛乳、なぜかヤクルト。初日は金曜日だったので館内は人も少なく快適だ。

 

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夕食。ボリューム満点で味もよい。写真を取り損ねたので、お酒だけアップ。銘柄は忘れたが、危険なほど飲み易いやつだった。部屋に戻り、カーリング女子を観ながら、温泉に入り、またお酒を飲み就寝。翌朝も温泉→朝食→コロコロ→温泉というダメ人間継続。チェックアウトが正午でOKというプランだったので、午前中はずっと宿にいた。

さぁ土曜日は午後は。。。ちょうど良い時間に「踊り子号」東京行があったので、それにのり、さっさと帰宅。2日間、食べる、飲む、浸かるだけで何もせずに終了。さぁ、次の週末は山に向かおう。

おしまい。

【毒沼】消去法で選ばれた金時山と明神ヶ岳(2018年2月18日)

低気圧が通過中!?!?

繁忙期も一息ついての週末。先週リハビリ登山も無事完了し、さて今週はどこにいこう?と思って天気予報を見ると、晴れマークは並ぶものの、高山帯や雪山は強風マークも並ぶ。あまり変なリスクをとりたくもないので、仕方なく今週も近場で目的地を探し、箱根の金時山を選んでみた。眺望もアクセスも良いが、往復で2時間ほどで終わってしまうため明神ヶ岳もセットにしてみた。明神ヶ岳方面は初めてである。どちらも1,000M強なので異世界感はあまりないが、全国的な強風天気予報なので文句を言うまい。

 

アクセスの良さは指折りの山

金時山もいくつか登山口がある。前回は足柄峠から登ったが、今回は普通に金時山登山口から。最寄りの小田原駅は東京から30分ちょっと、小田原から登山口(最寄りは仙石)までバスは40分。6時に家を出て、8時過ぎには登山開始が可能である。素敵。

 

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ローソンからはじまる登山。このローソンの写真は、別に色を抜いたわけではなく、観光地のためか、トレードマークのブルーを封印した茶色いローソンなのである。乙女口という登山口もあるようだが、面倒なのでここから登山口に向かう。

 

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住宅街のようなところを進み(坂だけど)登山口へ。ここから矢倉沢峠までは、特にこれといった特徴もない、まったりとした登り、ウォーミングアップである。

 

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矢倉沢峠からは、周りも開けてきてテンションも上がる。ちなみに、上の標識だと金時山までは40分と書いてあるが、「地図」では70分になっている。

 

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非常に開けていて気持ちがよい。が、この写真は、実はコースを間違えて外れてしまったもの。本当は、写真の左側に道がある。。。

 

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途中から残雪。若干凍っているが、登りでは問題なし。峠から1時間ほど黙々と登ると山頂に到着する。距離は短いが、手を使う場所もあるし段差もあったりするので、ある程度の歯応えはある。

 

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そういうわけで、山頂到着。空気が澄んでいて富士山が綺麗である。

 

金時山の山頂を堪能

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最近の登山では富士山遭遇率が非常に高いが、いつ見ても凛々しい。大月からみる富士山は北側から観る形になるが、金時山は南側から。やはりちょっと印象が違う。

 

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右肩の遥か後方に。南アルプス八ヶ岳(らしい)。強風により空気が澄んでいる。

 

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さて、看板の近くにこんなものを発見。金太郎の鉞である。

 

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とりあえず振りかぶってみた。

 

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富士山の反対側の展望。噴煙モクモクの箱根山と、その右側の奥には芦ノ湖。右手前にあるのはゴルフ場だと思われる。なんとなく残念である。

これだけ晴れていると、山頂は気持ちいい。コーヒーを飲みながら、ついつい長居してしまった。このまま降りて温泉入って帰ろうかな。。。

 

一度下山して横の山へ

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金時山山頂から一気に降りて矢倉沢峠に戻る。ここから右に行くと金時山登山口へ戻り、左に行くと縦走路となる。

 

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ここからは、チェーン装備。アイゼンなしの人も見かけたが、残雪もあり、所々上り下りの傾斜もあるので、チェーンか軽アイゼンを携行することをお勧めする。

 

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ここからは未知ゾーン。雰囲気も金時山とは全く異なり、人も少ない。

 

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最初の登りが終わったところから振り返った金時山。ここだけ切り抜くと、とっても高い山に見える。

 

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縦走のはじまりは、この背の高い笹(だよね?)の道。この状況でアップダウンが続く。高度計も950M〜1,000Mあたりを行ったり来たり。展望もなく若干退屈。ただ、この後の登山道の変化は素晴らしい。

 

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笹ゾーンが終わって開けたぞ、と思ったら、突然雪山のような樹林帯(若干トラバース的な)、そして裏山のような登山道を進むと、最後は急登。色々な変化が楽しめて、飽きがない縦走である。

 

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急登を終えて稜線に出て後を振り返った景色。富士山には雲が。そして、こうやって観ると、金時山も立派な山なんだと改めて感じる。

 

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前方の稜線も悪くない。金時山からの縦走は、期待していたよりもずっと素敵だ。

 

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明神ヶ岳到着。クドくなるのでアップはしないが、明神ヶ岳からも富士山、箱根山がよく見えるので、手軽にここだけ目指すのもアリだと思う。

 

スピードが出ない下山開始

さて、昼食をとって、下山を開始するのだが。。。

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わかるだろうか。霜なのか雪解けのせいのかは不明だが、地面はほぼ田んぼ状態。ここから暫くの間、凄まじい泥沼の様な道が続く。下りなので、滑って転びたくない一心であったが、反対にここを登ってくるのも気持ちが萎えそうである。

 

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下山時に癒されたのがこの光景。相模湾一望。雄大だ。

 

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下山して鞍部というところまでくる。ここから、更に明星ヶ岳へ行くこともできるが、今日はこのまま下山する。ところで、「宮城野40分」と表示されているが、これもかなり疑わしい表示である。矢倉沢峠から金時山40分、矢倉沢峠から明神ヶ岳90分、鞍部から宮城野40分と、どれもこれも、誰を基準にしたんだ?っていうタイム表示である。一応、「成人男性のコースタイム」と書いてあるが、少なくとも自分はこのタイムでは歩けない。

 

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実際には宮城野のバス停までは1時間ほど。ところどころ、段差のある岩があったりもしたが、まったりとした終盤である。

 

最後に

バス停に着いてバスを待つ間、あたりを少し散策したが、靴を洗う場所がなくて困った。金時山登山口は、バス停付近にトイレがあり、その前で靴が洗えるのだが。前述の通り、ドロドロ登山道で靴は大変なことに。非常に申し訳ない気持ちで、新幹線に乗ることになったのであった。

金時山&明神ヶ岳の登山は、事前期待よりもずっと気持ちのよい一座になった。前回、金時山に行ったのは夏場だったので人が多く、なんだかゴミゴミしていたが、冬場はそうでもない。雪山はちょっと嫌だという人や、冬場にある程度しっかり歩きたいという方には今日のルートは良いのではないだろうか。また、登山を始めたばかりの人にとっても、稜線歩きもあるので、登山の醍醐味がわかりやすくて良いと思った。

登山道同様、記事もまったりしてしまったが、おしまい。

 

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【リハビリ】恐る恐る近場の山(鍋割山)へ向かう(2018年2月11日)

繁忙期終了の予感

職業柄、繁忙期と言うものがあり、職場では人によって時期が違ったりもするのだが、自分の場合この時期がそれにあたる。締め切り前の漫画家の様な謎のピリピリモードが続き、お風呂や睡眠くらいでは回復しない。そして繁忙期もようやく一息つけたので、体中の毒抜き、リフレッシュ、そして週末登山ライフに戻るための復帰戦として、丹沢の鍋割山に行ってみた。

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もう少し遠くに行っても良かったのだが、睡眠時間を削って働き続けて、体力的に不安があったので、「手軽さ」重視ということで。。。前日に雨も降ってしまい、天気としてはイマイチ。

 

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後沢乗越前のジグザグ急登。これくらいでウゲ〜となるかと思ったら、意外にもノーマルスピードで登り切った。思ったよりもずっと体力がキープできていたみたい。

 

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後沢乗越から始る急登も、キツいなーという感覚よりも、やっと登山できたという充実感と毒素が抜けて行く開放感が強く、気持ち良く登れた。雪や凍結もほとんどなく、足下をそれほど気にする必要もなし。

 

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山頂近くは流石に積雪が若干あり。ただ、アイゼンは不要。

 

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山頂には沢山の登山客。さすが人気の場所である。気温は比較的高いとはいえ、下界よりもずっと寒い。登山に興味のない者からみれば、3時間もかけて山を登って「うどん」を食べるなど、意味不明な行為だろう。しかし、それがいいのだ。

 

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残念ながら雲が多く、富士山も含め山頂からの景色はイマイチ。今回は足慣らし登山なのでまぁいいか、という感じである。

 

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とりあえず、「うどん」ゲット。登山口で20人以上の若者集団(推定:高校生)と一緒にスタートしたので、せめて彼らより先に到着して行列を回避したかった。いくら若者達とはいえ、テント泊装備(インタビューしたら20KG背負っていると言っていた)を担いでおり、急登エリアで大きくスピードダウン。心配は杞憂に終わった。

 

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下山時、折角持って来たのでチェーンアイゼンを装着して下山することにした。硫黄岳登山の後に購入したが使う場面がなく、今回が初装着。雪がある場所とない場所が交互にあるようなケースでは、着脱が容易な点はとても重宝する。使っていない時はカラビナでぶら下げておけばいいし。

 

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氷とか雪に滑って転んでも、このくらいなら即大怪我ということはないので、チェーンは不要だった気がする。ただ、転んだら間違いなくパンツやウェアが泥まみれになってブルーになるため、安全のため、ということで。実際、見事にズッコケた登山客を見てしまった。

 

今回は鍋割山から塔ノ岳には縦走せず、そのままピストンで下山した。初めて後沢乗越からの急登を下山で使ってみたが、下ってみてわかるその勾配。二俣経由のルートは、大倉バス停まで山沿いをウネウネ歩くため、下山も結構時間がかかるのね。さっさと下山する予定が、バス停に到着したのは15時を回っていた。。。

 

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しかも、下山したらブルースカイ。慣らし運転も完了したので、次は雪山登山にでかけたい。

 

 

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とりあえず、意味なくカシャカシャ撮ったものもまとめてアップ。今回は短いが、これにて。

 

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【宝】グレゴリーの冬用ザック アルピニスト35がやって来た(GREGORY Alpinisto35)

念願の2台体制となる

以前の記事でも何度か書いているが、日帰り登山で使用しているOSPRAYKestrelという38リットルザックが、かなりボロボロになってきてしまった。このザックは他の有名なザックに比べてグッとお値段がお得にも関わらず、背負い心地、使い勝手が良く、山小屋泊や雪山登山でも活躍。まだ十分使える状態なので、使用頻度を減らして、もう1年位は使いたい。そういうわけでバックアップのザックを求めた。

さて、何を買うか。同じKestrelを買うか、それともカリマーあたりに浮気するか。いや、もっと他人と被らないヤツがいいかもしれない。ワクワクしながらザックコーナーで色々と背負ってみた。

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【キアリー】再び秀麗富獄十二景へ。高川山と九鬼山(2018年1月21日)

絶賛繁忙期中で体力低下中

この週末、多くの山域で天気予報がイイ感じである。が、繁忙期に突入してしまい、山に行けるのは日曜日のみ。日曜日をノンビリ過ごし次の一週間に備える選択は賢明である。しかし、仕事の毒で汚染されたまま翌週に突入してしまえばジリ貧である。体と精神の浄化のため、疲労困憊の体に鞭打って登山に向かった。

本当は日帰りの雪山(北横岳、赤城山、網笠山あたり)が良かったが、流石に寝不足と注意力散漫で危険すぎるため、もっと安全度の高い登山にせねばと考え、思い出したように秀麗富獄十二景の続きを選んでみた。高川山。標高も低く行動時間も長くないが、富士山もよく見えなかなか人気があるようだ。

 

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秀麗!(高川山山頂にて)

 

初狩駅からあっという間に登頂できる高川山

JR初狩駅は、東京から向かうと大月の1つ向こう側。

 

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流石に始発電車に間に合わせるために超早起きはできず、初狩には8時半到着。駅から20分ほど舗装道路を歩き、登山道が始まる。

 

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コースは男坂、女坂、沢コースの3つがあるようだ。沢コースは途中で女坂に合流する。虚弱な本日の自分は、沢コース選択。沢コースと女坂コースは、所々汗ばむような登りもあるが、基本的にはマッタリと登ることができる平和な登山道である。

 

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お年寄りのグループに、「若い人は男坂よ!」とイジられながら登る。いいのである。今日は浄化のためにやってきたのだ。

 

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到着!時計をみたら9時半。。。。1時間で着てしまった。

大月駅一帯の山は、駅からそのまま登山開始できる手軽さが大々的に取り上げられているが、本社ヶ丸、扇山、百蔵山、そして甲州高尾山と、登山口までの徒歩が結構時間はかかるし、コースタイムもそこそこかかった。が、何だこれは!1時間って。。。

 

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でも、眺望は最高によろしい。ホットコーヒーをすすりながら、しばしヒーリングタイム

 

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さぁ下山だ。山頂から下山しようとすると複数のルートがあるが、何気なく最初に選択したルートは、いきなり大きな岩場&ロープ(一部鎖)という、平和な山とは思えないHard-Mode(名前忘れてしまったが、一番南側を下るルート)。かなり高低差のある岩斜面の登りor下りなので、この手のルートが好きな人以外は避けた方が賢明自分は、流石に今日はそこまで頑張りたくないので、さっさと安全な方に戻った。

メジャーなルートは、「むすび山」に向かって縦走して行くルートで、そのまま大月駅に出られる。これは便利である。しかし、これでは正午には到着してしまうため、少々寄り道をしようと思い、田野倉駅の方へ降りて行った。

 

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田野倉駅到着。山頂からノンビリ歩いたので2時間弱というところか。途中から一般道を歩いて、リニアの線路やら高速道路をくぐったりして進む。ランチを食べるタイミングを逸したので、駅のベンチで簡単に済ませた。

 

九鬼山に寄ってしまうの巻

ランチを食べ終わってもまだ正午前。「山と高原地図」をボーッと眺めていると、田野倉駅から往復3時間くらいで、別の十二景の山「九鬼山」に行けることを発見してしまう。

「いや、今日は毒抜きなので帰ろう。」「もう1座登ったら楽しいぞ。」

天使と悪魔の戦いである。

 

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結局、登山口に来てしまった。九鬼山も色々ルートがあるようだが、一直線に山頂を目指してサッさと降りてきたいので「池の山コース」で登山開始。目の前にある沢を渡って、そこから登り始める。

 

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地図では登りは70分ほどとなっていた。実際のタイムもそんなところだったが、とにかくもの凄い急登である。序盤から何か嫌な予感がしたが、中盤以降は急登オンリー。本社ヶ丸を思い出し、徳ちゃん新道(甲武信ヶ岳)や権現岳の天女山側からの登りを思い出すほど、結構エグく感じた。単純に疲労困憊だったせいだろうか。ただ、30分程度で終わるという点では救いはあった。

 

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とりあえず九鬼山到着。富士山は雲を被ってしまい見えず。秩父側の展望で我慢。70分ほど無心に登ったので、疲労もあったが、浄化には最適。970Mの山だが、妙な達成感があった。

 

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河口湖方面の展望(これは山頂ではないが)。そう言えば、山頂手前あたりに「天狗岩」という寄り道スポットがあり、そこからもこっち方面が見渡せた。何はともあれ、15時に田野倉駅に戻ってきた。ほぼ1,000Mの山を2つ登ったが、同じコースタイムで1つの山を登るより内容が濃くなるような気もするが、やはり結構大変である。

 

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やってきた電車は、トーマス列車!平和な気持ちで家路につけた。

 

本日の遊び(道具)

低山で、しかも積雪もないため、久しぶりに雪山装備なしの軽快登山であった。ナノエアで臨んだが、低山だと暑すぎて、途中からはマムートのソフトシェルにチェンジした。

 

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前回の硫黄岳登山で、インナー手袋について考えさせられたので、モンベルで1組購入してみた。フリース地の手袋である。薄いので、インナーにも使えそうだし、そのままでもいけそう。

 

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低山でも上の方は手が冷たくなるので装着。通常のポリエステルやニット系の手袋より、明らかに暖かい。手を入れた瞬間暖かい。フリース地なのですぐ乾く。ただ、鎖やロープは危なそうだ。

 

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ついでに靴紐も交換。ちょっと派手すぎたか。

おしまい。

 

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逆光(高川山山頂にて)

 

秀麗富獄十二景の他の記事は以下であります。

 

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【夕方】雪山登山のサイドストーリー(装備、小屋、防寒、赤岳。。。)

前回書けなかったことを書きまくる

前回は硫黄岳登山の中心部分を記事にしてみたが、今回はサイドストーリー部分を書いてみた。山小屋泊にしろテント泊にしろ、日帰り登山よりも書きたいことが多い。

 前回掲載した登山本番編

 

  • 小屋泊の荷物の話
  • レイヤリングの話
  • 防寒の話
  • 快適な小屋の話(行者小屋)
  • 夕方の話(文蔵尾根に行ってみた)
  • 物欲が湧いてきたもの
  • 最後に

小屋泊の荷物の話

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【朝昼晩】八ヶ岳(硫黄岳)の小屋泊登山へ向かう(2018年1月7日)

CANON一眼レフが凍る前に

新年も1週間がすぎ「正月モード」も終わりかけている中、初登山として八ヶ岳へ出向いた。宿営方法(テントor山小屋)、目的地(赤岳or硫黄岳)で選択に迷うところであったが、何も過酷なことをしなくても良いか、と緩いモードの自分が勝ち、者小屋泊で硫黄岳という謎のルートを辿る登山となった。

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硫黄岳の看板、向きを替えてほしいな。。。

 

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