K10's Memorandum

いきなり登山が好きになりました

【隣】意外に本格的で驚く 棒ノ折山の日帰り登山(2017年11月4日)

オススメできる山が1つ増えた

久しぶりに晴れマークの並ぶ週末(そして3連休)ということで、天狗岳登山の翌日、もう1座別の登山を計画した。レンタカーで八ヶ岳日帰りを強行した次の日でもあるので、出来るだけ手軽で行ったことのない山を選びたかった。当初、紅葉の始まりつつある奥多摩に行こうと計画していたが、電車の時刻表や登山道の情報を見ていると、段々と億劫になってきてしまう。電車の本数は少ないし、バスも混むだろうな、といった具合に。そして、奥多摩の地図をぼーっと見ていたときに目に飛び込んできたのが棒ノ折山という文字。埼玉にある山、という印象しかない山だったのだが、奥多摩の川乗山や高水三山のすぐ隣にあることに気づく。

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【ギリギリ】秋が通り過ぎた天狗岳日帰り登山(2017年11月3日)

慣れないことをすると失敗する

登山愛好家たちが待ちに待った週末がやってきた。台風だか何とか前線の悪戯により、1年で最も登山に適した時期に、これまで3週連続で自宅待機を命じられてたのだから、天気予報で晴れマークが並ぶこの連休に山へ飛び出して行くことは自然な流れである。しかし自分が今回選択したのは、ノーマルな日帰り登山である。テント泊、山小屋泊、あるいは紅葉目当ての登山も魅力的だったが、絶対に混む。お伴した「顔面蒼白の友人」の希望もあり、八ヶ岳山域で日帰りに適したに向かうことになった。天狗岳は、今年1月に雪山で登っているが無雪期は初めてである。

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西と東に2つの頂を持つ天狗岳

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【焦点】台風接近中に我慢できず塔ノ岳(大倉尾根)を快走

登れるだけ幸せ、ということもある

先々週の雨、先週は台風21号、そしてこの週末も台風22号接近ということで、早々と遠征計画は中止。最後の登山は10月上旬の北穂高岳、そうなるとこの週末もダメだと3週連続中止である。ふざけるな!ということで諦めきれずあがくことにした。天気予報や天気図を見ると、台風はまだ沖縄方面にいるため土曜日午前中であれば、多少降るかもしれないが何とか行けそうである。とはいえ、遠征や未経験の場所に行くことは、天候悪化予想の中では少しリスクがある。当初は安達太良山という選択肢もあったのだが、悪天候なのに東北までは。。。。ということで断念。そして結局は塔ノ岳に行き先が決まった。鍋割山経由でもなく、ヤビツ峠発でもなく、大倉尾根、そうバカ尾根ピストンである。

展望なんて期待しない、とにかく「登りたい」から山に登ることができれば何だっていいのだ。

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台風だろうが、雨だろうが、気合いで吹き飛ばすのである。

 

初めてのレンズ

通常の登山では、一眼レフ+広角レンズ、あるいはSONYコンデジのどちらかを携行するのだが、今回は単焦点レンズを携行した。SIGMArt 30mm F1.4 DC HSMという単焦点レンズで、APS-C専用レンズ。広角でもなく、ズームを変えられない単焦点レンズだと何が起こるのだろうか?という好奇心である。

先に結果を書いておくと、

  • 広角に慣れているので、30mm単焦点で同じように撮影すると間抜けな構図で仕上がることが多い。単焦点だと主題決めてある程度寄って撮らないとダメなようだ。
  • レンズに手ぶれ補正がないのか、もの凄い手ぶれで、半分以上失敗作。
  • そういうわけで、技術のない自分は広角レンズを次回以降使い続けるだろう。

 さて、以下は登山記録というか、雑記のような感じであるがご容赦を。

台風前の悪天候の登山道の混雑度合い

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おなじみの大倉バス停の「どんぐりハウス」である。この写真を見ると、登山客が他にもいるではないか、と思われるかもしれないが、この日遭遇した団体はこの一団くらい。あとはたまにすれ違う程度。実際、ほとんどの場面で、自分の前後に人が見えない状態だった。登晴れていればシャレにならない登山客が訪れることを考えると、雲泥の差である。天気が悪いことは、必ずしもマイナスばかりではないようだ(とはいえ、余りに天気が悪いときは行ってはいけない。)

 

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あまりにも閑散としていたので、一瞬「鍋焼きうどん!」が頭を過る。絶対に空いているから、並ばないで食べられるはずだ。しかし、今回は当初の予定通りバカ尾根へ。

 

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誰もいないので、とりあえず丹沢クリステルさんも撮影し放題である。

 

登山道で撮影しながら登って行く

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どうも広角レンズのように登山道を撮ろうとすると失敗ばかりするので、とりあえず意味もなく、こういったものを撮影していった。

 

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大倉尾根といえば、こんな感じで、どこまでもどこまでも登って行く感じ。八ヶ岳やアルプスの登山道のような豪快さはないけれど、これはこれで結構キツい道だと思う。このアクセス最高の場所で「この登りごたえ」が、丹沢山系の魅力だと思う。

 

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変な形の木である。

 

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うまく撮影できなかったのは、この暗さのせいかもしれない。先週の台風の影響か、倒木が何カ所か見受けられた。紅葉は低いところは、若干色変わりしてるかな?くらいである。

 

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高度を上げていきと、木によっては色づき始めているものも増えてくる。11月はもっと紅葉が進み楽しめるのではないだろうか。昨年、丹沢に11月下旬にきたときは、綺麗な紅葉が見られた。

 

小屋のお話

ご存知の通り、尾根登山道には小屋がいくつかある。丹沢山系では、鍋焼きうどん以外で小屋の売店を利用することは少ないのだが、今回水不足に陥り利用することになった。もう気温も下がってきたので水は1リットルあれば十分かと思ったのだが、この日は予想以上に喉が乾き消費量も多かったので、ペッドボトルを購入した。

 

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それがこの堀山

序盤の見晴茶屋から1時間くらいのところで「営業中」のデカイのぼりが印象的なところである。この場所でスポーツドリンクを購入。そして。

 

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お土産のお菓子をいただいた。行動食もあまり持っていかなかったので、とても重宝。ありがとうございました。

 

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更にそこから30-40分進んだところにある花立山荘付近からの1枚。ここは「うどん」のようだ。この場所はとても景色がよく、街がバーッと見られて好きだ。

 

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運良く一瞬だけ雲が開けて富士山登場。

 

何も見えない山頂へ

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開けてきても登り続けるのがバカ尾根。結局登っている間、雨はあまり降らず。日頃の行いが良いのでしょう。景色が見えない、曇っていて解放感が少ないという点を置いておけば、人も少なく快適な登山である。

 

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しかし、前方に見える山頂付近はモヤモヤ。

 

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とりあえずは階段を黙々と登る。

 

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標高を上げてこの辺からは、モヤモヤに突入。

 

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ああ、残念。流石にモヤに入ると何も見えない。この最後の木の階段を登った先が塔ノ岳山頂が...

 

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白い。

周りは何も見えない。雨が降らなかっただけで感謝せねば。10分ほど休憩。

 

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寒いし、何も見えないので、さっさと下山を開始した。淡々と登り、淡々と下るのみ。

 

冬支度を考え始める時期に来たようだ

10月もまもなく終わり。アルプスでは積雪の中の登山レポートなんかがアップされている。近郊の低山も、流石に半袖Tシャツで登るのは厳しくなってくる。この日の塔ノ岳登山は、悪天候で弱いながらも雨、そして風もあり。1,000Mを超えたあたりからはベースレイヤーだけだと寒さを感じた。レイヤーは以下のとおり。

  • アンダー:Milletの鎖帷子(これは冬も使おうと思っている)
  • ベース:PatagoniaのキャプリーンMW
  • アウター:MammutのエアロスピードJKT(毎回着てるやつ)

マムートは休憩中の保温と1,000M以上は行動中も着用。金冷しあたりは風が本当に冷たかった。ザックには予備でフリースも入れていたが、こちらは不要だった。レインウェアも当然持参したが、使う場面はなかった。上記のマムートのアウター、そしてMilletのパンツは撥水素材のため、多少の雨だと問題なしである。

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撥水登山家の後ろ姿。。。

 

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ザンバランのヌバックレザーは、ここのところ出番が減っていたが久々に履いた。1年間履いて、ちょうどいい具合に足に馴染んできてくれた。BDのザックは撥水素材ではないため、結構染込む。防水スプレー必須である。冬になると荷物が増えてしまうため、22リットルのこのザックは、しばらくお休みでしょう。

 

最後に

登り3時間下り2時間、合計5時間、ひたすら登り、黙々と下った。他の登山客がいないので、スピードを上げるときも、ゆっくり歩きたいときも自分のペースで歩けるので、ストレスのとても少ない5時間となった。個人的な反省点としては、水は1リットルではダメということである。考えてみれば、冬山でも1.5リットル携行していたのに、なぜか今回は1リットルだけにしてしまった。

試しに携行した単焦点レンズについては、自分の撮影技術や撮りたい対象を考えると、単焦点レンズや焦点距離が標準のレンズは登山には向いていない気がした。ただ、被写体が明確になっている時とかは、単焦点はいいですね。

そういうわけで、今回はおしまい。

 

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【御礼】K10's Memorandum アクセス2万達成しました

IMG_81042万ヒット達成

表題の通り、気づいたら20,000アクセスになっておりました。記録を見ると今年の2月21日に開設した様なので約8ヶ月経過というところです。この数字が世の中で多いのか少ないのか、あるいは早いのか遅いのかは置いておいて、自分の書いたものを、例え一瞬でも見ていただいた方が多数いたことは事実で、感謝感謝であります。

登山関係の話題を取り扱うブログは数多く存在している一方で、登山入門者(ブログも)に毛が生えた様な自分には、なかなか人と違う経験をお届けすることができないのですが、皆が知っている様な山、登山道、あるいは道具について、自分なりの表現をしつつ、見ていただいた方に何か残せるよう今後も頑張ってまいります!

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【難題】登山靴選び。しかし、他人の登山靴を選ぶという変な話

登山ショップの店員さんを尊敬できる話

先週に引き続き悪天候な週末である。しかも、大型台風接近とあっては、最初から登山と言う選択肢はない。そんな中、私の知る新進気鋭の山ガール入門者が、My登山靴を買いたいとのことで、お伴することにした。この人物、これまで既に6−7座を経験しているが、何と、他人から譲り受けた登山靴を履いていたらしい。さて、自分は、この人物の靴選びに何か貢献できるのだろうか?

なお、今回の記事は、写真はゼロなので悪しからず。

新進気鋭な者が探しているもの

メーカーや型は不明だが、どうやら「ローカット」で「そこそこ硬い」登山靴を履いていたようだ。普通に歩く分には問題はないが、長時間登山道を歩くと、小指や踝あたりが靴の内部で当たって痛いらしい。譲り受けた靴であれば、それもやむなしか。

  • 捻挫癖があり、石とかが入り込むのは嫌なのでローカット以外がいい
  • 一般登山道中心なので、重すぎる靴、硬すぎる靴は避けたい
  • 派手な外観は好みではない

ざっとこんなご要望であった。まずは新宿西口の石井スポーツへ。どうもここでは気分が乗らないようだったので、東口のビックロへ。ここの靴コーナーは、結構種類も多いし、広々としているのでゆっくり選べるはずである。

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【カオス】テント泊vs山小屋泊 二兎を追い失敗する話(北穂高岳登山 番外編)

要は何を重視するかの問題でもある

先日の北穂高岳登山は、素晴らしい天気のもと、川沿いの緩やかな道を進むノンビリ登山と、鎖+ハシゴ+岩ゴロゴロのオラオラ登山の両方を楽しみながら(一部悶絶しながら)、最後には槍ヶ岳含む北アルプスの絶景で締めることができた。出来れば頻繁に訪れたい場所ではあるが、都心から見ると南アルプスよりも奥地にある上高地は、宿泊のアレンジを含め、登山計画が若干難儀である。

今回、上高地に入ってからの2泊3日は、

  • 徳沢園でのテント泊
  • 涸沢小屋での小屋泊

という組み合わせとなった。 

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相変わらず手ぶれする構え方

 

テントを担がないテント泊という選択肢

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本編でも書いた通り、今回1泊目に利用した徳沢園は、

  • テント、シュラフ、マットをレンタル可能
  • テントは既に張った状態で準備されており、すぐに入ることができる。
  • 逆にテントなどを畳む必要はなく、早朝出発等で時間を節約可能。
  • すぐ横に徳沢ロッジがあり、お風呂に入ることが出来る。
  • 売店、自販機(缶ビールあり)、カフェ(?)があり補給可能。
  • 翌日のお弁当を注文できる。

テント泊といいつつ、何kgもあるテント道具を持って行く必要はなく、一方で山小屋のような共同生活を避けることもできるため非常に便利。お弁当が若干残念な感じがしたが、トータルで見ると満足できた。

 

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今回借りたテントは、こんな感じで大きなタイプで、2人だと隙間がありすぎて寒く、3人でもまだ余裕がある感じだ。テント道具の重量から解放され、その分、食材やおつまみを充実させることで、充実したテント泊になるだろう。ちなみに、この日、韓国人パーティが壮大な焼き肉パーティをやっていて羨ましかった。

なお、徳沢園に絞ってもう1個付け加えるとすると、ロケーションは上高地バスターミナルから2時間、横尾から1時間と「中途半端な位置」にある。だからこそ、この紅葉シーズンでも無事予約できたとも言えるのだが、涸沢方面に登山計画をする場合、横尾山荘泊よりも1時間行動時間が長くなってしまい、実際に自分たちも3時出発というプランになっった。

 

カオスと化す山小屋(人、熱、音)

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山小屋の最繁忙期は1枚の毛布を2人で分け合う、といった話は以前から聞いていたが、まさに今回はそんな状況であった。計算上、1人に与えられたスペースは幅20cm。子供でもない限り、この幅に収まることは人間として不可能である。横の人と密着するか、横を向いて寝るかの選択肢しかない。甘ったれるな!とお叱りを受けるかもしれないが、無理なものは無理である。

狭い部屋に50以上はいたと思うが、流石にこの「無理ゲー」感を悟り、部屋の中にある荷物を置くスペース、あるいは階段や廊下などの共用スペースに無理矢理寝場所を確保する人が続出。追いつめられた人間は逞しいのだ。しかし、自分はその波に乗り遅れ、大部屋からの脱出に失敗した。結果、ほぼ一睡きなかった

人と隣り合わせになることは覚悟していたし、耳栓も装備していたが、最大の敵は部屋の室温。部屋が定員オーバーのためか異常に暑い。Tシャツ短パンでも汗が出てくるレベルである。そして、更に不運なことに、近くに音量のイビキ人がいて、耳栓という文明の利器の防御力を突破してくるではないか。

この日は朝2時に起きて麓から北穂高岳を回っており、通常であれば、一瞬で眠りに落ちるくらい疲労感。にも関わらず、まさか一睡もできない状態になるとは、この環境、なんという破壊力。自分の近くの人たちは、同じように寝りにつけず苦悶していた。

もう仕方がないので、目を瞑り、ひたすら耐えるのみ。目を瞑って横になれば体力は少しは回復するだろう、と祈りながら。幸いなことに、翌日は下山だけだ。この紅葉シーズンまっただ中で、山小屋の予約がとれただけでも有り難いと思わねば。

なお、可哀想なことに、遥々イギリスから涸沢にやってきたお兄様が、このカオスに放り込まれる場面に遭遇した。目は点、まさに絶句という表情。生まれも育った文化も話す言語も違う自分であるが、彼の顔に描き出される「驚き」を読み取ることは容易かった。翌日の朝3時半頃、外のテラスに佇む英国ハンサムマンを発見したが、目の焦点があわず、憔悴し、魂が抜けていたのだ印象的だ。彼にとっての涸沢は、美しい場所、絶景に囲まれた神秘な場所ではなく、アンビリーバボーな場所と刷り込まれたに違いない。

以下、カオスな山小屋泊必須/便利アイテム

  • 【耳栓】ないよりマシである。
  • 【短パン】今回の灼熱部屋であれば必須。パンツ一丁で寝るわけにはいかないので。
  • シュラフ】廊下などで寝る場合にあると便利。1キロ近い過重だが、不眠よりはマシだろう。

紅葉シーズンの山小屋は、文句言わずに寝不足を受け入れるか、心を無にして寝る努力をするしかないようだ。実際、目を瞑って横になるだけでも体力は回復した。ただ、涸沢までの登りはそれほどキツくないので、次にこのシーズンに来るときは、絶対に「テント泊」をしよう。

 

いいとこ取りは出来ない

今回の山小屋泊で激混み満員電車状態に遭遇したのは、季節要因が大だと思われる。こ激混みだった点を除くと、1泊目はレンタルテント泊、2泊目は山小屋という組み合わせは、携行する重量と言う観点で言えばメリット大である。事実、今回は2泊でありながら、バルトロ75ではなく、普段使っているオスプレーケストレル(38リットル)で間に合わせることができた。

ただ、食糧の携行には、なかなか苦労した。

テント泊があるので、調理器具やラーメン、そしてドライフードを持って行った。一方で、徳沢園でお弁当を朝、昼分を入手してしまい、最後に辿り着いた涸沢小屋は食事付き。何が言いたいかと言うと、常にザックに余計な食糧入っている状態になってしまい、かつ、それがずっと減らない状態がキープされてしまったのだ。行動食や非常食は別途持っていたことを考えると、明らかに配分を失敗した気がする。食糧は重量アップに繋がりやすく、また嵩張るため、終止「邪魔」という感覚に苛まれてた。

テント泊だけの計画であれば序盤は重いが徐々に消化して軽くなるし、山小屋だけであればそもそも食糧が少なくて済む。今回、両方を組み合わせたことで、ザック内に常に食糧が溢れ帰ってしまい、テント泊道具を持たないことによる軽量化のメリットを相殺してしまったというわけである。

 

ヘルメットのお話

最後にヘルメットのお話である。

今回の北穂高岳登山では、幸いにして転落も激突も、落石直撃もなかった。ただ、登りの途中、前の人が誤って蹴っ飛ばした拳くらいの石が目の前をかすめたり、不注意に岩に頭をぶつけたり、というアクシデントに遭遇しており、やはり必須だなと感じた。ただ、予想通り、装備中はとっても暑かった。

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最後に

今回得た教訓

  • 繁忙時期の山小屋にはシュラフ持参で寝場所確保(それかテント担ぐ)
  • 宿で受けとるお弁当は翌日朝分だけでよい
  • 耳栓は気休めでしかない
  • 心頭滅却しても暑いものは暑い 

なお、1週間もたつと、全てが楽しい思い出になった。

 

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【BB弾】テントと山小屋を使い涸沢経由で北穂高岳へ(2017年10月8日)

気合いで風邪を治したのだ

登山前日に体調を崩しどうなるかと思った。土曜日早朝に目が覚めたときは、正直まだ倦怠感が残っていたのだが、前日よりは回復している「気がした」。ここまでくると、直感以外頼るものはなく、前日にパッキングを完了していたザックに水筒をねじ込み、信州への道のりが開始した。今回は3連休ということもあり、普段行けない山に行くことにしたが、当初は「紅葉」がメインで計画を作り始めた。しかし、どこからか計画がパワーアップして、最終的には穂高岳を目指すことになった。事前に北アルプスの地図や、ネットの情報を確認したが、明らかにハイキング気分で登るような山ではないようだ。

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上高地から始まる北穂高岳への登山〜

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